BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 第36話 感想

 前回の戦いで散った親友の仇を討つべく、トランプノーワンがゴジュウジャーに勝負を挑んできた。勝負の場には禽次郎と勝負のつかなかった源治もおり、トランプナンバーワンバトルが幕を開けるが…。

 

 負ければ全てを奪われる死のゲーム、と銘打って勝負を仕掛けてきたトランプノーワンでしたが、やることと言えばババ抜き。ゴジュウジャーのレベルに合わせてやったとのことですが、親友の敵討ちに燃えてる割には譲歩してくれてますね。しかしそこはノーワンのやること。まともなババ抜きであるわけがなく、上がるときにそれぞれ与えられた課題をクリアしなければならないというルールがあり、しかもその課題がゴジュウジャーの各人が苦手とすることという嫌らしさ。ただ、他の奴らは熱々おでんだの一発ギャグだのバラエティ番組の罰ゲームみたいなことをやらされてるのに、竜儀だけ「テガソードの写真に3回バカと言え」という踏み絵みたいなことをやらされてたのが笑えました。

 

 こうして禽次郎と源治が残ったところで、それぞれの若返りの効果が切れて一気にピンチへ。そんな中源治に与えられた課題は、「イマドキPOPミュージックダンス5分半」という老人にはキツイものであったが、なんと禽次郎(譲二)がそれを肩代わりし、笑顔で踊り続ける(別に「激しく踊る」必要はなく、リズムに合わせて踊れさえすればよいので、こればかりはトランプノーワンも詰めが甘かったですね)。その姿を見た源治は、今も昔も譲二がどんな時でも楽しそうにしていたことを思い出して奮起。トランプに変身して部屋から脱出し、ゆで卵を持って帰還。それを食べて再び若返った禽次郎と源治がリングを舞台にトランプノーワンにタッグで挑み、空手チョップからの16文キックという力道山、馬場ムーブを挟みつつ、最後はキョウリュウレッドの獣電ブレイブフィニッシュとリュウレンジャーの気力ボンバーで撃破。そのままファイヤキャンドルが召喚したキングキャンデラーとの巨大戦に移り、瀕死のトランプノーワンが最後の力を振り絞ってキングキャンデラーをパワーアップ。一時はリョウテガソードさえもピンチに追い込むものの、禽次郎が率いる5体のテガソードが加勢(ご丁寧に登場の演出がGメン75)。リョウテガソードと5体のテガソードが合体したリョウテガソードファイブカラーとなり、必殺技でキングキャンデラーを撃破。そして一件落着した後、源治は今の禽次郎が自らの理想とするジジイであることを認め、今の自分と向き合うために指輪を禽次郎に預けたのでした。