異常な重力波を探知した工場に向かったウタ班が遭遇した人間大の怪獣・クロノケロス。やがて、この怪獣に時間移動の能力があることがわかり、ソラトとコウセイはクロノケロスについて未来の地球へと時間移動するが…。
人類を守るためとはいえ、怪獣を倒すことは本当に正しいことなのか? ウルトラシリーズでは繰り返し問われ続けてきたテーゼですが、ついこのあいだまで怪獣の存在さえ知られていなかったこの世界で、人類が怪獣を倒すすべを身に着け、そしてこの問いに至るとは、早いですね。怪獣についての研究が発展途上の世界なので、心肺停止した子供のクロノケロスを蘇生させる手段が人間と同じ心臓マッサージという現実的なやり方だったのも、緊迫感がありました。ソラトとコウセイがたどり着いた未来の世界は文明が荒廃しきっていて、謎の円盤群によってクロノケロスのような人畜無害な怪獣にまで容赦なく殲滅を目的とした攻撃が行われている有様。親のクロノケロスも心肺停止時状態だったのを、レキネスが念動力で円盤群からの攻撃を防ぎつつ、オメガがレティクリュート光線を応用した電気ショックを交えた心臓マッサージを行って蘇生に成功。円盤群を全滅させ、クロノケロス親子を無事別の時空へ旅立たせることに成功しました。円盤群の正体は人類が滅びた後にやってきた宇宙人だったのか、それとも怪獣との戦いの果てに戦闘マシーンと化してしまった人類の成れの果てだったのか。それは最後まで明かされませんでしたが、クロノケロスもそれ自体は温厚で無害な怪獣ですが、時渡りによって時空に乱れが生じ、その結果としてブルトンやグリーザが現れる二次被害が発生する可能性はありそうですね…。