ノクスナイトとの戦いに敗れ、隕石の落下も許してしまった莫。エージェントとしての自信を失い、ゼロや富士見からも厳しい言葉を投げかけられてしまうが…。
ゼロも富士見もブラックケース解決の肝心な部分は莫に頼りっきりなのに、人に勝手に期待して勝手に失望するとはいい御身分ですね。ガンダムとかもそうですけど、若者や子供が主人公の作品における、主人公より年上の大人の役割というのは彼らを支え導くことだと思っているんですが、この役割を大人が果たせていないとものすごくストレスなんですよね。ゼッツの場合、前作のヒロイン兼おやっさん枠が、こんなふうに他人に勝手な期待などかけることは絶対にない菩薩のようなギャルだったので、余計にそれが目立ってしまいます。
少年との会話で奮起した莫は重力を操る新たなカプセムで、それ自体が巨大なナイトメアだった隕石を破壊。しかし、その際に生み出したブラックホールに自らも吸い込まれ行方不明に。そして、ノクスと対峙したゼロは彼のことを「コードナンバー4」と呼ぶ。つまりノクスは莫の前任者で組織を抜けたという、幽白の仙水みたいなポジションってことですか。ノクスの言葉によれば、CODEというのは目的のためならエージェントを使い捨てることをなんとも思わないような腐った組織だそうですが、夢の中に潜入できる能力って攻殻機動隊の荒巻課長の言うところの「エスパーよりも貴重な才能」であり、そんなのを使い捨てていいんでしょうか…。