BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 第41話 感想

 妹リボンを倒したのが陸王だったことを知り、怒りと悲しみに燃えるブーケ。慈愛の名を捨て陸王を倒そうとするブーケに対し、陸王は自らのファンである彼女を傷つけたことを後悔する。一方、吠たちの前には「最後のノーワン」が現れるが、いつものノーワンとは様子が違い…。

 

 人間を愛し、そして裏切られたことに怒りと悲しみを燃やすブーケ。ファンから憎まれるという状況にアイドルとして苦悩する陸王。愛とは決して美しかったり楽しかったりだけではない。愛した人に裏切られたり、愛してくれた人から憎まれたり、そういう苦しみや悲しみもまた、愛の一部ではないでしょうか。さすがは井上家の遺伝子のなせる脚本です。

 

 そしてついに現れた「最後のノーワン」、その正体は、もの作りノーワン。ゴジュウジャーに勝負を挑むでも人間を襲うでもなくずーっとぼーっとしている様子のおかしなノーワンでしたが、やがてナンバーワンバトルの最中に現れたテガジューンの口から驚愕の真実が。女王を生み出したのは人間である、という事実はかなり前に女王自身の口から語られたきり、その正体は謎に包まれていましたが、なんともの作りノーワンに取り込まれた人間こそ、かつて娘を失ったことで絶望し、娘のいるもう一つの世界を作りたいという望みからテガジューンを生成した天才女性エンジニアだったのでした。今までまるで触れられる気配のなかった作中最大の謎が突然明らかにされてしまって、ものすごく驚きました。というか、これほどの重要人物なのに名前とか明らかにされないんですね…。一度はテガソードゴジュウティラノに倒されたもの、なんと残された片腕から自らの全身を再生してみせたもの作りノーワン。さらに泣いていた少女を目にしたことで人間だったころの記憶がフラッシュバックして暴走、人も物も滅茶苦茶にコピーを繰り返し始める。それを見たテガジューンはもの作りノーワンをもの作りナンバーワンと認定し(手当たり次第にものをコピーしまくっただけで勝ち判定されるのはすごく納得いかないのですが)、さらに待ち望んでいた自らの乗り手としてコクピットに座らせる。そして覚醒を果たしたテガジューンは、グーデバーンを本来の破滅の王子に仕立て上げるために拉致。次回、ゴジュウジャーはこれを追ってノーワンワールドに突入するようですが、いよいよ決戦の気配がしてきましたね…。