BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週のウルトラマンギンガ

 ウルトラマンギンガ、前半のクライマックス。よくぞ30分にこれだけいろいろ詰め込んでくれたものです。

 まさか少年時代のタロウをもう一度見る日が来ようとは。タロウによる友也の説得は結局失敗に終わりましたけど。しかし、いくらなんでも冒険家や和菓子職人やカメラマンやアイドルに努力もせずになれるわけがないでしょう。なれるもんならなってみろ。しかし、夢というものをなかなか叶わず苦しむこともあるという点まで含めて肯定的にとらえているのはいかにもウルトラマンらしいですね。夢というものを叶えない限り解けることのない「呪い」としてとらえていた仮面ライダーファイズとは対照的。まぁ、あっちはあっちで夢を肯定的にとらえていたので、本質的には同じかもしれませんが。

 ウルトラマンギンガ、そしてジャンキラー改めジャンナイン(ウルトラマンゼロ外伝では9番目の勇者としてこの名が与えられましたが、今回は・・・)のタッグと戦うのは、ティガダークとバルキー星人という異色にもほどがあるタッグ。劇場版ティガのティガダークは心に光を持つダイゴが変身したため本来の力を発揮できませんでしたから、今回のティガダークこそが正真正銘のティガダークと言えますね。

 一方、なぜか土方スタイルで登場しそのまま巨大化したバルキー星人。しかしやっぱりというかなんというか・・・弱い。「ウルトラマンタロウ」では最終回の敵として登場したにもかかわらず侵略はサメクジラ頼み、最後はタロウに変身しない光太郎に倒され、「ウルトラマンメビウス」ではザムシャーによって真っ二つに。そんな過去のやられ方に比べれば、ギンガがようやく披露した光線技、ギンガクロスシュートによって倒されるというのは華々しくてよかったのではないでしょうか。

 ラストのヒカルのモノローグは打ち切りマンガっぽかったですけど、とにもかくにもこれで前半は終了。劇場版ではティガマルチタイプやイカルス星人。タイラント、さらにはダークザギまで登場するようで楽しみです。