BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

機界戦隊ゼンカイジャー 第33カイ! 感想

 買い物帰りにトジテンドの送り込んだガクエンワルドと遭遇した介人とブルーン。戦闘に入るもハカイザーの介入もあり、ガクエンワルドが力を解放するのを許してしまい、世界まるごと「トジテンド学園」に作り替えられてしまう。トジテンド学園の中では「教師」となったガクエンワルドやクダックへの攻撃は通じない。どうにかガクエンワルドを倒すため、介人たちは動き出すが…。

 

 テニス回あたりからそんな感じがしてましたが、今回はステイシーまで教師になって変な問題を出してくるし、いよいよこの番組のシリアス要素も消滅の危機に瀕してきましたね。テストで100点を取って校長室に行くという当初の目論見がとん挫した介人たちに、ヤッちゃんが授けた秘策。それは…不良になった介人たちと界賊一家が派手な喧嘩をして、仲裁のためにガクエンワルドを引きずり出すというもの。曰く、「偉い人を現場に引きずり出すには、もめごとよ」。いや…確かにその通りだし、社会人としては身に着けておいて損はない知恵なんですけど、それを日曜朝の子供向け番組で言っちゃいますか…。「つっぱることが男のたった一つの勲章なんだよ!」とか、何気にレッドの大先輩にリスペクト示してましたね、ジュラン。結局例によってこんな手に簡単におびき出され、バリアの元であるネクタイを外されてあっさり倒されてしまったガクエンワルド。教育方針がクダックになるための教育だというところを除けば、教育熱心な教師だったんですけどね…。

 

 

 

仮面ライダーリバイス 第8話 感想

 ようやく退院した幸美の退院祝いとして、温泉旅行へとやってきた五十嵐家。しかしそこには従業員を装って潜伏するデッドマンズ三幹部、そしてこの機会を一輝を幸せの頂点から地獄に突き落とすための最大の好機と目論むカゲロウの企みが待ち構えていた…。

 

 家族水入らずの温泉旅行と洒落こんで来てみれば、着いた先には敵も味方もおなじみの面子が勢ぞろいしていて、ちっとも家族水入らずではないこの旅行。特に五十嵐家崩壊をその目で見たいというアギレラの希望があるとはいえ、仮にも組織のトップでありながら自ら旅館の従業員に化けて潜り込んでるデッドマンズの連中には「働き者だねぇ…」と半ば呆れてしまいました。昔、第一作の「仮面ライダー」でおやっさんたちが南紀白浜に旅行に出かけたら、そこでは偶然ショッカーが秘密基地建設を進めていて、ドラム缶の後ろから姿を現した地獄大使おやっさん一行を見て「面白いことになりそうだわい」と言いながらまたドラム缶の後ろに隠れる…というコントのようなシーンがありましたが、それを思い出しました。そうまでして潜伏してたわけですが、手を出すなと言われていたにも関わらず一輝に毒を盛ろうとしてカゲロウの怒りを買うアギレラ。曰く「命令されるのが嫌い」らしいですけど、カゲロウとは今のところ仮にも協力関係にあるわけで、「手を出すな」というのはその協力をするうえで向こうが出してきた「条件」なんですから、当然守ってしかるべきものでしょう。それを「命令」と受け取って面白くないから勝手に行動して協力相手の怒りを買うって、そんな基本的な社会契約もろくに果たせないアギレラがリーダー(というより、新興宗教の教祖のような「偶像」と言った方が正しいのでしょうが)やってるデッドマンズという組織が不安でなりません。

 

 そんなアクシデントはあったものの、目論見通り最高(最悪)のタイミングで一輝をぶん殴り、家族の幸せをぶち壊すことに成功したカゲロウ。ただ、ネットでも言われていましたが、大二のふりをし続けていたままの方が一輝の心を傷つけるにはより効果的だったのに、あえて自らが大二の中の悪魔であることを明らかにしたということが、そうしなければ自らの存在を他人に知らせることができないのでそうせずにはいられなかったのであろうカゲロウのアンビバレントな心情を伺わせますね。カゲロウのように誰かを倒すことだけをアイデンティティとするものは、いざその相手を倒したらその先はどうするのか、という自我喪失の危機を抱えており、かつて光明寺ハカイダーはそれが元で暴走したわけですが、果たしてカゲロウはどうなるのか。

 

 そんなカゲロウの思惑とは全く関係ないところで何やら企んでいたらしいけど、全く蚊帳の外に置かれてただただ戸惑うだけだった牛島家。彼らもデッドマンズのシンパだったというのがある意味今回一番驚いたのですが、これは次回以降どういう展開を見せるんでしょうか。

ウルトラマントリガー 第14話感想

 突如として別宇宙から現れた黄金の巨人。それは、時空をまたにかけて様々な宇宙のウルトラマンたちと戦っているアブソリューティアンの戦士、アブソリュートディアボロだった。ディアボロの猛攻の前にいまだグリッタートリガーの力を使いこなせず窮地に陥るケンゴ。その時現れたのは、別宇宙からやってきたウルトラマンだった…。

 

 ウルトラギャラクシーファイトでいきなり現れ、ベリアルやトレギアの並行同位体を生み出したりユリアンを誘拐したり好き勝手やってる金ぴか野郎、アブソリュートタルタロスとその仲間のアブソリュートディアボロがトリガー宇宙にやってくるという驚きの展開。間違いなく次のギャラクシーファイトにもつながる展開でしょうけれど、放送中の作品でこれをやるというのは驚きですね。それにしても、「私は究極生命体アブソリューティアンの戦士、アブソリュート〇〇」という初対面の相手に会うたびにいちいち名乗る上に長ったらしい例の自己紹介、ディアボロもやったところを見るとアブソリューティアンという種族の正式な挨拶らしいですね。そこまで挨拶にこだわるって、ニンジャスレイヤーか。まぁこれが種族の挨拶でなかったら、この長ったらしい自己紹介は単にタルタロスの変なこだわりということになってしまっていましたが。それにしてもこのアブソリューティアンという種族、あちこちの宇宙で本来ウルトラマンに倒されるはずだった奴らの歴史を変えて仲間に入れて地道に戦力を増やしたり、怪獣を操ってあちこちの宇宙に送り込んだり、ユリアンを誘拐したり、究極生命体と名乗る割には真正面から攻めてくるようなことはせず妙にやることが周到というか慎重なんですが、今回もグリッタートリガーの力を推し量るために最初は自らは出ずにデアボリックをかませ犬として送り込むという、相変わらずの慎重ぶり。棍棒一本片手に一人で光の国に殴り込みをかけて全滅寸前まで追い込んだベリアルを見ているので、どうもこの手の策略を働かせるタイプはせこく見えてしまうのが困ったところ。

 

 とはいえ、そこは究極生命体と名乗る以上ちゃんと強さを見せるディアボロ。金ぴかのボディ、牛みたいな角、パワータイプで好戦的、「コスモ幻獣拳」とかいう技を使う…なんかどっかの黄金聖闘士みたいですね、こいつ。いまだグリッタートリガーの力を使いこなせないケンゴが窮地に陥った時さっそうと救援に現れたのは、これまた先のギャラクシーファイトでの活躍が印象に新しいウルトラマンリブット。当初は日本のファンの間でも決して有名とは言えなかったマレーシア発のウルトラマンが、日本のウルトラマンの最新シリーズに助っ人として登場するとは、本当に大出世です。登場時に赤い光の玉の姿だったのが、ちゃんと光の国のウルトラマンらしさをアピールしてましたね。コスモスのそれにも通じる東洋武術の「柔」の動きを取り入れたファイトスタイル、南太平洋の島々の原住民の戦士のような長槍と大盾を駆使する戦いぶりは、初めて彼の姿を目にした人にも強い印象を残したことでしょう。ひとまずディアボロを退けたのち、人間の姿となってケンゴの前に現れるリブット。次回、令和らしからぬ特訓…?

機界戦隊ゼンカイジャー 第32カイ! 感想

 異世界に母親を捜しに行った帰りの介人に、再び戦いを挑んでくるステイシー。その最中サカサマワルドが現れ、そのビームを浴びた二人の中身が入れ替わってしまう。ステイシーの体となった介人は、これ幸いとばかりにトジテンドパレスに侵入するが…。

 

 スーパー戦隊恒例、中身入れ替わり回。今回は介人とステイシーの中身が入れ替わってしまったわけですが、介人は困るどころかこの状況を利用し、トジテンドパレスに侵入して父親を連れ帰ろうと行動開始。どこまでもポジティブな奴ですが、そこで介人はステイシーがクダイターに命令することもできないほど立場が弱いことを知ることに。「ステイシーってそんなに偉くないんだ…」って、そこまではっきり言ってしまうのはやめていただきたい。一方、介人を止めようとして気絶していたステイシーin介人はカラフルに運ばれ、そこで介人がジュランたち仲間やヤツデ、セッちゃん、店にやってくる子供たちに好かれ慕われていることを知る。入れ替わり回といったらカオスな展開になるのが当然で、ただでさえカオスなゼンカイジャーではどうなることやらと思っていましたが、まさか介人とステイシーが互いの置かれた境遇について理解を深める展開になるとは、やはりこの作品、ただトンチキなばかりではなく底が知れません。

 

 一方、やはり同じように中身を入れ替えられたゾックスとフリントがサカサマワルドを見つけ、フリントの体になったゾックスが変身して戦闘を開始。よく踊れてるし可愛いですけど、さすがにいつもの踊りと比べるとキレに欠けるなと思ってしまいますね。そうこうしているうちにボッコワウスのいるところまで来てしまった介人は、ゲゲに正体を見破られ窮地に陥るも、なぜかそのゲゲに平行世界間ゲートへ逃げることを指示され戻ってくることに。いつもボッコワウスの肩に留まっているので小さく見えますけど、実際は人間よりデカいんですね、ゲゲ。いきなりあんなデカいメカ鳥が目の前に現れたらそりゃビビりますよ。しかしこの鳥、やはり何かを企んでいるのは確実なようですね。そうしてもとの世界へと戻ってきた介人は、ステイシーザーに変身してサカサマワルドとの戦いに参戦。そこにゼンカイザーに変身したステイシーも加わり、サカサマワルドを倒すことによって、入れ替わっていた体も元に戻るのでした。しかしこんな展開になったということは、介人とステイシーの決着もいよいよ近づいてきたということですかね…。

仮面ライダーリバイス 第7話 感想

 フェーズ2のデッドマンとともに窃盗を働く4人組の窃盗団が出現。猛スピードで動くデッドマンに対し、一輝は新たに手に入れたジャッカルバイスタンプの力で対抗する。一方、最近様子のおかしい大二を謎のライダーの正体とにらんだヒロミは、再び現れた謎のライダーに対し、仮面ライダーデモンズに変身して止めようとする…。

 

 以前下の娘にばかりかまけて上の娘をほったらかしていたばかりに、デッドマンになった上の娘に復讐をされそうになった母親が出てきましたが、今回は息子に自分の望む進路を押し付けようとして、デッドマンになってまで息子の働く犯罪を露見させまいと暗躍する父親が登場。何から何まで正反対ですが、「幸福な家庭はどれも似たものだが、不幸な家庭はそれぞれに不幸なものである」というトルストイの作品の言葉の通り、壊れた家族の違ったかたちを見せてくるものですね。そして今回も、一輝が言うようにまだやり直せるとは、そう簡単に運ぶとは思えないのが…。

 

 一方、エビルに対しデモンズに変身して挑むヒロミ。セイバー並みのスピードで新ライダーが次々と出てきますね。久々の蜘蛛モチーフのライダーですが、左右非対称のデザインと光る複眼がなんともかっこいい。1話で変身に失敗してネットでさんざん「変身失敗おじさん」とネタにされてきたヒロミがまさかの変身成功おじさんになってしまうというのも意外な展開でした。ただデモンズドライバー、リバイやエビルのように変身に悪魔が関わっていないように見えるのが逆に不穏ですね。この作品のライダーの変身が、そんなノーリスクなものとは到底思えないのですが…。

ウルトラマントリガー 第13話感想

 タツミ隊長が姿を消した? 現場に残された血痕(?)を見て事件の匂いをかぎ取ったマルゥルは、探偵となってこの謎を追い始めるが…。

 

 消えた隊長の謎を追いながら、これまでの戦いを振り返る総集編。とりあえずマルゥル、お前は古畑なんだかコナンなんだか金田一少年なんだか明智小五郎なんだかはっきりしろ。「牧と三沢、ついて来い」なんて、怪奇大作戦のネタなんか濃い円谷ファンしかわからんでしょう。マルゥルの自室、ドアの開閉音がウルトラ警備隊の作戦室のそれと同じところからもう笑いましたが、毎度おなじみのちゃぶ台から灰皿に入った宇宙芥子の実、野球中継のラジオ、蒸気ハンマーの音、眼兎龍茶と、これまでのメトロン星人ネタをこれでもかとばかりにオンパレード。マルゥルがGUTS-SELECTに入った経緯も判明しましたけど、いくら優れた知識を持ってるとはいえ、寅さんの格好して川辺に立ってたメトロン星人の子供なんて、よくスカウトしようと思いましたね隊長。かつて地球人同士の信頼を利用して地球侵略を企てたメトロン星人が、地球人を信頼して仲間になったなんていうちょっといい話をギャグでやらんでもらいたい。

 

 そんな徹頭徹尾ギャグの一方、いつものようにナースデッセイ号に忍び込んできたイグニスが、なにやら不穏な動き。ケンゴの研究室にあったGUTSスパークレンスの失敗作を盗み出し、さらにザイゴーグにホロボロスというどっちもヤバい怪獣のデータをGUTSハイパーキーに組み込んでいきましたが…。

機界戦隊ゼンカイジャー 第31カイ! 感想

 ハカイザーから取り返したゼンリョクゼンカイキャノンについて解析を進めるセッちゃん。どうやらこの武器には、まだ隠された力がある模様。そんな時ギュウニュウワルドが現れ、街中に牛乳をまき散らしていく。その結果、街中のあらゆるものが白くなっていき、さらには文字やデータまで消失していき、ついにはセッちゃんの中のデータまで…。

 

 洗濯物から建造物に至るまで、街中のものに牛乳をぶっかけていくギュウニュウワルド。普通だったら乾いた後腐った雑巾みたいな臭いがするだけで、それはそれで迷惑なんですが、当然トジテンドのやることだからそんなもので済むわけがなく、かけられたものを文字通り漂白するだけでなく、文字やデータまで消失させて文明崩壊の危機を招くというとんでもないもの。先週のホシガキワルドもそうでしたけど、干し柿や牛乳を明後日の方向に思いっきり拡大解釈して人類や文明を滅亡させる力を持たせるこの番組のスタッフ、食べ物をなんだと思ってるんでしょうか。セッちゃんのデータが消えてしまう様には、介人達と同じように感情移入してしまいましたけど、牛乳が発端の出来事でこんなに心を揺さぶられるというのも、なんだか複雑な気持ちですね…。

 

 セッちゃんのデータが消されたことにこれまで見たこともない怒りを浮かべ、ギュウニュウワルドに挑む介人。ゼンリョクゼンカイキャノンの戦隊召喚機能が早速使われましたが、これまで敵側しか使ってこなかった戦隊召喚を味方側がやるのは、満を持してという感じがしますね。予想外の効果を発揮するセンタイギアも面白かったですけど。前回は介人一人で放ったゼンリョクゼンカイバスターも、今回はジュランたちがバックに回って必殺バズーカっぽい構えで撃ちましたけど、なんかわちゃわちゃしてたのがいかにもこの番組らしい。ギュウニュウワルドを撃破したことで、セッちゃんのデータも含め白くなっていたものは全て元通りになるのでした。

 

 続く巨大戦では、ダイギュウニュウワルドをゼンリョクゼンカイキャノンの飛行モードであるゼンリョクイーグルで撃破。さらにイジルデが送り込んできた新兵器・ニュークダイテストに対しては、ゼンリョクイーグルと機界変形したジュランたち4人が合体したゼンリョクゼンカイオーで応戦。この手の究極合体ロボとしてはもはやおなじみとなりつつあるフルCGのロボなので、動く動く。恐竜や動物、魔法や乗り物といったおなじみのモチーフの戦隊の力を使えるうえ、必殺技に至っては45のスーパー戦隊の究極合体ロボのパワーをまとめてぶつけるというとんでもないもの。こんなもの喰らったらどんな敵だって木っ端微塵でしょう。満を持しての究極合体ロボだけあって、とんでもないものが出てきましたね。