BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマンテオ 第10話 感想

 プッチーを連れて合宿に行くことになった天文研究会。山のふもとにあるキャンプ場で楽しい時を過ごすメンバーたちだったが、その山には驚くべき秘密が…。

 

 キャンプ場までは車で来たんでしょうけど、よくプッチーを乗せて周囲にバレずにつれてこられましたね。荷台が箱型の小型トラックでも借りないとバレずに運ぶのは難しいと思うんですが。プッチーは戦闘以外にも周囲の誰かの感情が昂った時に巨大化することが判明。この場合は戦闘時のいかつい姿ではなくいつもの姿のままサイズアップするようですが、なんかの拍子で巨大化してしまう可能性があるというのは、やっぱり飼ううえでリスクがありますね。

 

 キャンプ場からも見える山、その正体は超巨大怪獣オズヤヌシの頭の部分だった。鼻の穴に大量のゴミを不法投棄されたことで呼吸が苦しくなり目覚めたのですが、山そのものが怪獣だったことよりもむしろ、不法投棄と呼ぶにはあまりにも大量の、もはやゴミ処分場にしか見えないレベルの量のゴミが捨てられていたのに今まで誰も気づかなかったことの方が驚きですね。あれだけの量を捨てるにはゴミを満載した大型トラックが正規の処分場もない山中に日常的に行き来してるはずですから周辺住民に目撃されるはずだし、空から見れば丸わかりでしたからキャンプ客がドローンで空撮を行ったりすればやっぱり簡単に見つかるはずなんですが。結局ゴミはテオが鼻の穴の中に突入しくすぐることでオズヤヌシにくしゃみをさせ吹き飛ばすやり方で取り除きましたが、怪獣はスッキリしたでしょうけど周囲に大量のゴミが散らばってかえって片付けが大変になったでしょうから、あんまりうまいやり方じゃありませんでしたね。

 

 そして、巨大プッチーに乗って夜の空中散歩を楽しんでいたところを観光客に撮影されていたことでプッチーのことが今日子と美濃部教授にバレた天文研究会。SNS時代はどこに人の目があって撮影されているかわからないというのにこいつらは…。

角醒ハンター オメガホーン 第七話 感想

 イバル連合の統治下にある温泉街を訪れたシャウトと炎角の前に、絶炎角が姿を現す。絶炎角の誘いに乗った2人は待ち受けていたイバルとついに対面。ハンターバトルに挑むが…。

 

 思っていたよりも早く訪れたイバル閣下との対決。いやぁ、強いのなんの。デスギャバンも強かったですが、イバル閣下の強さはもうビジュアルからして次元が違いますね。2.5次元の舞台からそのまま飛び出してきたようなナリをしてるので、日本刀持って大暴れする姿が映える映える。それにしても、繰り出す技の名前が追い炊きだの一番風呂だの、ことごとく風呂関係のネーミングってどんだけ風呂好きなんすかイバル閣下。

 

 今回はもう完全にイバル閣下の独壇場でしたが、これまでの描写から察せた以上に閣下のハジけた人物像が明らかになりましたね。人々を支配するためとか苦しめて喜ぶためとか、そんなわかりやすい悪役じゃないことは明らかでしたが、イバル連合のトップを張っているのはひとえに「刺激が欲しい」からだったとは。命を狙われるリスクを承知の上で野心のある部下をそばに置いている悪役の親玉ならメガトロン様とか大魔王バーン様とかがいましたけど、反逆されること自体を目的に組織のトップやってる人はさすがに初めて見ましたよ。ダモクレスの剣の下で嬉々として剣が降ってくるのを待ってるようなものですから、これはとんでもないです。ただ裏を返せばこれはイバル閣下にとっては支配や統治はあくまで自分の楽しみのための手段に過ぎないということで、末端のハンターたちが民衆を苦しめているこれまでの描写からもそれはうかがえますね。その辺は、民草を「声を上げぬ者たち」と呼んでそれらを支配というかたちで導くという思想にもあらわれていて、シャウトの言う通り本当は真摯に耳を傾ければ聞き取れるはずの声に耳を傾けようとせず一方的に押さえつけているだけであり、やはり統治者としては大きく問題がありますよね(かといってシャウトの言うようにみんなが自由であれば勝手に世は治まるというのは、アナーキズムになってしまうのですが…)

 

 いずれにせよ器がデカいという点に関しては異論をはさむ余地のないイバル閣下。負かした相手をそのまま放免して、再び挑んでくることへの期待も込めて「敗北は学びである」という言葉をかけられるのはなかなかできることではありません。彼の言う通り、ヒーローの真価とは勝ち続けることではなく、敗北からいかに立ち上がるかにあります。次回、炎角を奪われたシャウトはどう動くか、彼のヒーローとしての真価が試されます。

仮面ライダーマイス 一話 感想

 人々を襲う謎の生命体・不可思議。端生家の専属マイスター・音澄宙は主人である優菜に仕えながら、仮面ライダーマイスに変身し不可思議と戦っていた。一方、100年の眠りから覚めた組織・十二支同盟も活動を開始し…。

 

 今年も始まりました、仮面ライダーの新シリーズ。もはや東映の新シリーズの第一話作りのそつのなさについては心配するまでもありませんが、今回も主要登場人物の紹介からライダーの初のバトルまで、十分に見せてくれましたね。それにしても、これまでに比べて第一話の時点で既に気になる謎が多いこと多いこと。以下に箇条書きにすると…

 

・100年前、先代マイスとマオウは何を巡って戦ったのか?

・宙がオムレツを作っていた時にエグズを割って溶き卵に混ぜていたキラキラは何なのか?

・十二支同盟はなぜ100年ものあいだ眠りについていたのか?

・一見ミラーモンスターや魔化魍と同じく、人語を喋らない人食いの化け物に見える不可思議ですが、今回出てきたのはカップルに狙いを定めて襲うという習性を見せており、ただの人食いの化け物ではない?

・優菜の「ネズミさんにな~れ」で変身し、「人にも~どれ」で変身解除した宙。もしかして自力だけでは変身&変身解除できない?

 

 これだけ初回からいろいろ気になる謎が出てくるライダーも珍しいのでは。初回から実に飛ばしていて、これは今年も一年楽しめそうです。

ウルトラマンテオ 第9話 感想

 ヴォルトグとプッチーの戦いはプッチーが力尽きるもヴォルトグも電気を使い果たして撤退。その後、イブキと倫太郎は美濃部教授からのアドバイスを受け、もう一度モルモットのお世話当番に取り組むが…。

 

 UTTF、やはり市民への被害が出ることを承知の上でヴォルトグを送り込んでましたね。ウルトラマンの行動を調べたいだけで行動のコントロールもできない怪獣を送り込んでくるとは、一気にきな臭い組織になってきました。

 

 動物に触れるのは苦手でも動物の行動を観察するのは好きだということに気づき、倫太郎が獣医から研究者へと進路を転換する…という物語の方向性はいいのですが、本来は医学部を目指していたのに受験に全部落ちたから獣医学部に進んだというのはちょっと理解しがたい選択だし(浪人してもう一度チャレンジした方がよかったでしょう…)、ちょっと今回は話の運び方に無理があったように思えてならなかったですね。ここまでを見る限りテオは怪獣よりも人間の物語を主導でストーリーを作っていく方針のようなので、その人間の物語がこんなだと困るのですが…。

角醒ハンター オメガホーン 第六話 感想

 古代遺物を買い取ってもらうために訪れた町で母親とはぐれた少年と出会い、放っておけず母親探しを手伝うことになったシャウトだったが、頼道ばかりをしているという炎角と喧嘩別れをしてしまう。やがて不気味な洋館にたどり着いたシャウトは、町の領主でありハンターである寄食のトウナとハンターバトルをすることになるが…。

 

 角獣を食べようとするトウナ、ポケモンの世界でポケモンを食べようとしているようなもんですから異常さがよくわかります。多元地球Λ8018にいるタイプのイロモノ犯罪者でしょうこんなの。炎角に対して欲しいものは全部手に入れると言い切るシャウトがよかったですね。ヒーローは諦めが悪くて欲張りでないと。PROJECT R.E.Dの掲げるこういうわかりやすくて気持ちのいいヒーロー像は大好きです。そしてついシャウトとレイジが出会いましたが、犯罪者を捕まえに来ただけなので結局やってることはなんにも変わってませんね…。

仮面ライダーゼッツ Last Case 感想

 オブリビオンに立ち向かうゼッツ、ノクス、ジーク。しかし3人のライダーでも力が及ばないその時、莫が生み出した新たなカプセムが、ゼッツに新たな力を与える…。

 

 最終決戦の決め手は久しぶりの基本フォームの別カラーというパターンのハートオブインパクトでしたね。公式サイトでの能力を見ると、全ての能力、攻撃が忘却の力に抵抗し破壊する、記憶を刻み込むということに特化しており、まさに対オブリビオン特攻フォームと言えるでしょう。さしものオブリビオンもその攻撃にはなすすべもなく捨て台詞を残して消滅しましたが、こいつは思想や信念はなくとも、夢は現実を超えるというこの作品のテーマに対して、夢を見ることすら許さない忘却の力を持つ敵という意味では、確かにラスボスに相応しい敵ではありましたね。

 

 そして数ヶ月後。忙しい日々を送るねむと美浪、小鷹が復帰した怪事課の前に、CODEのエージェントを名乗る少女・エイトが現れる。組織再興のためにゼッツドライバーを回収しようとする彼女はついに莫のところへとたどり着くが、実は彼女に指令を与えていたのは莫であり、CODEに代わる新たな極秘防衛機関として自ら設立したZEZTZに彼女を引き入れ、組織のためではなく自らの夢を見つけるよう励ます。そして再び月日は流れ、自室のベッドで莫は目を覚ますのだった…。

 

 劇場版に本当に唐突に現れ誰もが「誰!?」と思ったエイト、最終回に出てきてくれて本当に良かったです。じゃなかったら本当に「誰!?」のままで終わってたので。既に多くの人が推測していたように、やはり劇場版は最終回後の話だったようで、ラストで莫が目覚めたのはさらにその劇場版のあとの出来事のようですね。その辺の経緯は映像作品ではなくライブのファイナルステージで描かれるようですが…。

 

 さて、シリーズの総評です。終わりよければすべて良しと言うように、最終回としてはきれいにまとめられたとは思いますが、シリーズ全体としてみればやはりあまり褒められたものじゃないなというのが正直なところですね。ゼロワンと同じで大きすぎるテーマを消化しきれていないというか、やりたいことはなんとなくわかるんだけどそれをうまくかたちにできていないような感じが最初から最後までずーっとありました。今作の場合は特に、心から感情移入できるだけの魅力を持ったキャラがとうとう最後まで現れなかったというのが異常なところで、ストマック家の連中にすらそれなりに愛着を抱くことができたガヴとは正反対とすら言えます。特に小鷹。2号ライダーとしての評価は私の中では歴代ワーストです。ファイブやシックスのように最後まで扱いの良くないまま退場したキャラもいましたし。そしてなんといっても、前代未聞のシリーズ前半まるまる夢オチ。あの時点では評価を保留としていましたが、結局あれをやる意味があったかという問いに対して明確にあったと言える根拠はありませんでしたね。まぁ、ああいうことは二度とやらない方がいいと思います。

ウルトラマンテオ 第8話 感想

 出現した「電獣」ヴォルトグと交戦するテオ。なんとか撃退には成功したが、それはテオが人類の敵か味方かを確認するためにUTTFが仕組んだ実験だった。そんな中、イブキは倫太郎が落とした退学届を拾ったのをきっかけに、彼の苦悩を知ることになり…。

 

 テオの行動を観察するために怪獣を差し向けるって、ガッツ星人みたいなことをしますねUTTFは。まぁウルトラマンが出現したことのある宇宙の人類ならどこでも、ウルトラマンと怪獣の戦闘にかこつけてウルトラマンの戦闘データを収集するぐらいのことはやってるでしょうし、その結果テラノイドやウルトロイドゼロのような人造ウルトラマンが造られたりもしたんでしょうけど、人類から怪獣を差し向けたとなるとまた話が違ってきます。しかも一時的な覚醒に成功しただけで行動をコントロールできたわけではないので、普通に市民の人命や財産に被害をもたらす危険性が大きいわけですから(実際ヴォルトグが送電施設から電気を吸ったことで大学のエレベーターが止まりイブキと倫太郎と猫が閉じ込められることになりましたし)、世間にバレたら非難轟々でしょう。

 

 実は動物が苦手でその克服を目的に獣医学部に入っていた倫太郎。いや、それはダメでしょう。苦手を克服しようとするのはいいことですが、言うまでもなく獣医学部というのは獣医になりたい人が入って勉強するのが前提なんですから、それ以前の問題の解決のために来られたら先生たちだって迷惑でしょうに。

 

 イブキが倫太郎と共にエレベーターに閉じ込められ変身できない状況の中、再び現れたヴォルトグに対してプッチーが巨大化して応戦。既に見せている角からの破壊光線の他にも、今回は空を飛び、肩の棘をミサイルのように飛ばし、煙幕を張って敵の視界をふさぎ…とやたらと多様な能力を見せましたが、なんか超獣みたいな生物兵器っぽさがありませんか? これ…。