BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

スーパー戦隊“魂”Ⅵ 2012 レポート

 スーパー戦隊ソングオンリーのライブイベント、スーパー戦隊“魂”。事前にここでも書いておりました通り、今年も行ってまいりました。

 予定通り、16:00の開場の1時間前には会場のZepp Tokyoに到着。会場前の広場には、続々と観客が集まってきます。私は今回が3回目の参加。最初に参加した時にも思ったのですが、一目でマニアだとわかる人がいる一方で、どう見ても普通の10代、20代の女の子にしか見えない人たちが多いことに驚かされます。それだけ最近のスーパー戦隊が敷居の低いものになっているということの表れだとしたらよいことです。前に参加した時は本物と同じぐらい可愛いジャスミンウメコのコスプレをした女の子たちがいたのですが、今回は上から下まで完全にゴーカイジャーのルカの衣装を着た子を見かけ、こうして見るとルカって普通に目の前にいても違和感ないんだなぁと妙に感心してしまいました。アイムだったらちょっと浮いていたかもしれませんけれど。

 17:00、開演。軽妙なトークでライブを盛り上げてくれる司会は、いつものショッカーO野氏。「今日ゴーバスターズもパワーアップしたので、こちらもパワーアップしていきましょう!」と、さっそく最新のゴーバスターズの話題を絡めて盛り上げてくれます。それでは、ここからは演奏順に曲目リストを挙げながら、感想を述べていきたいと思います。

  • 進め!ゴレンジャー(秘密戦隊ゴレンジャーささきいさお堀江美都子
    • オープニングを飾るのは例年通り、全ての始まりとなったゴレンジャーのオープニングテーマ。放送から30年以上経つというのに、当時と同じどころかそれ以上に声が出るいさおさん&ミッチーには、いつもながら驚かされます。
  • バトルフィーバーJ(バトルフィーバーJ)MoJO
  • 太陽戦隊サンバルカン太陽戦隊サンバルカン串田アキラ
    • スーパーヒーロー”魂”では毎回アンコールに歌われる曲。間奏での「イーグル」「シャーク」「パンサー」にあわせてショッカー氏が名乗りポーズを決めてくれるのももはやお約束です。ばるぱんさーの変身ポーズはこうだ!
  • 大戦隊ゴーグルV(大戦隊ゴーグルV)MoJO
    • ライブだとこの曲、歌い出しの前にみんなで「ゴーグルファイブゴーゴー!×2」というオリジナルにはないコールをするのですが、いつから始まったんでしょうね、これ。
  • 超電子バイオマン超電子バイオマン宮内タカユキ
    • 宮兄こと宮内タカユキさんは数ある特撮シンガーの中でも私の大好きな一人です。昨年末に小脳梗塞となったことを考えれば、今ここで歌っていること自体が驚異的なのですが、やはりまだ本調子でないことは歌声からもすぐにわかりました。あまり笑顔も見られませんでしたし・・・完全復活を祈らずにはいられません。
  • ガオレンジャー吼えろ!!(百獣戦隊ガオレンジャー山形ユキオ
    • 今回もどこで買ってきたんだと思うようなモフモフの野獣スタイルの衣装で登場。ただし、毛皮ではなく羽毛。ショッカー氏によれば楽屋への差し入れは焼き鳥だったそうですが、まさか・・・。
  • We are the One 〜僕らはひとつ〜(爆竜戦隊アバレンジャー串田アキラ
    • 放送から10年近く経っているのに、いまだに観客全員が「アバアバアバアバ・・・」と踊れるのがすごいところです。
  • 超獣戦隊ライブマン超獣戦隊ライブマン)ボンバー7
  • あしたに生きるぜ!(超獣戦隊ライブマン)ボンバー7
    • 恒例の、オリジナルの歌手が呼べないので出演者がアコギでカバーしてしまおうのコーナー。今年はライブマンをクッシー、MoJoさんら名付けて「ボンバー7」でカバー。サビの「超獣戦隊(爆発音)ライブマン」の(爆発音)のところを、観客全員で両手を頭上に突き出すことで再現しようとのショッカー氏の提案。もちろん、練習もなしにうまくいったことは言うまでもありません。
  • モーフィン! ムービン! バスターズシップ!(特命戦隊ゴーバスターズ高橋秀幸
    • ゴーバスターズはこっちの方が先に歌われました・・・が、やっぱり最初の主題歌の方がみんな好きなようで、明らかにそっちの方が盛り上がっていました。この曲、歌うの難しいですし。


 ・・・と、こういった感じでした。今回もあっという間の3時間でした。エンディング曲やチェンジマンタイムレンジャーの曲の少なさは毎度のことなので仕方ないのですが、今年はヒーローゲッターが歌われなかったのが残念です。スーパー戦隊”魂”なら、毎回歌ってもいい曲だと思うのですが・・・。あと、山形さんが出たのでもしかしたらアキバレンジャーも・・・と淡い期待を抱いていたのですが、やっぱりというかダメでした。モモーイが呼べないのか、そもそも非公認だからダメなのか・・・。

 そして、来年1月6日、ついに「メタルヒーロー”魂”」が開催されることが発表されました。「超惑星戦斗母艦ダイレオン」や「黒い十字架 ブラックビート」が生で聴けるのかと思うと、今からわくわくしてしまいます。ただ、やっぱり心配なのは宮内さんの体調です。メタルヒーローの曲オンリーのライブともなれば、串田さんと宮内さん抜きなど考えられません。この心配が杞憂に終わるような伸びやかな歌声が、来年までに戻ってくれればよいのですが・・・。