BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の新ウルトラマン列伝

 いよいよウルトラマンギンガもクライマックス・・・なのはよいのですが、いくらなんでもいろいろ詰め込みすぎ&急展開すぎじゃありませんか、という回。

 まずのっけからスーパーグランドキング登場。まさかこの平成の世にグランドキングの姿を再び見られるとは思いませんでした。ギンガやジャンナインが一回り小さく見えるほどの巨体、さらにロボット感が増したデザインはかっこいいのですが、重厚感に関しては旧グランドキングの方が勝っていたかな・・・という感じもします。ウルトラ兄弟が総がかりで動きを封じにかかるのも、「ウルトラマン物語」を彷彿とさせます。そのあいだにヒカルはグランドキングの中に囚われた美鈴の意識に入り込んで説得・・・というより痴話喧嘩。外では仲間たちが必死こいて頑張ってるのに何をやってるんだ君たちは。特にほとんど一人でグランドキングの相手をしていた友也が気の毒に思えます。そんなこんなで痴話喧嘩も終わり美鈴を取り戻したヒカルは、圧倒的な強さでグランドキングを撃破。かつてはタロウが兄弟たちの力を借りてようやく倒した相手をこうもあっさり倒すとは、ギンガが強すぎるのか、今回のグランドキングが弱すぎたのか・・・。

 一方、ついに闇の支配者の正体が判明。スパークドールズ劇場でサンダーダランビアは「予想できなかった」とは言ってましたが、この番組登場人物が少ないんですから、それほど難しい話じゃないと思いますけど・・・。もし闇の支配者の正体がカッキーだった!とかなら確かに驚きましたが。バールのようなもので校歌のパネルを叩き壊す校長先生は確かに鬼気迫るものがありましたが、彼女に闇の支配者に付け入られるようないかなる心の闇があったのかは判明せず。しかし、ガルベロスまでの怪獣にライブした奴らって、みんなこの学校の卒業生だったんですね。そりゃあ、学校は毎年百人以上の人間が卒業していくわけですから、中には犯罪者に身を落とす奴もいるでしょうけれど・・・それにしたって多すぎじゃありませんか。

 なんかいろいろ有耶無耶に終わりそうな気がしますが、泣いても笑っても次回、ウルトラマンギンガ完結です。