BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の手裏剣戦隊ニンニンジャー 第34話感想

 春に続いて秋のニンジャ祭りということで、再びニンニンジャーの前に先輩忍者ヒーローが登場。しかも今回はカクレンジャー先輩よりもさらに先輩であるジライヤが27年ぶりにTVに登場ということで、かねてから話題になっておりました。ジライヤについてちょっと紹介する場面で過去の世界忍者との戦いの場面が写真で写されていましたけど、改めて見るとどいつもこいつも斜め上のデザインで、妖怪の方がまともに見えますね・・・。

 久々に日本に帰国して、十六夜流忍者と間違えニンニンジャーを襲ったジライヤこと闘破でしたが、すぐに誤解は解け、逆に似た性格の天晴と意気投合。どうやらまだ結婚もしていないようですが、そのことについて口うるさく妹のケイから言われてそうな気がします。戸隠流36代正統はどうなるのやら・・・。一方、伊賀崎家には十六夜流忍者の悪行によって落ちた忍者に対する巷の評判を良くしようという委員会のメンバーが来訪。日陰の世界に生きる忍者が巷の評判を気にするというのも妙な話ですが、とにかく彼らが設けた規約によって、ニンニンジャーはおおっぴらには変身できないことに。そこに牙鬼軍団の上級妖怪・コナキジジイが現れ・・・。

 若者に年長者を背負わせ、その年長者を重くすることで若者を苦しめるコナキジジイ。老人を背負って苦しむ若者の姿というのは、まさにこれからますます若者に重くのしかかることになる高齢者の負担を現したもの・・・というのはまぁ本題から外れますが、不利な状況でも果敢に戦うニンニンジャーの姿に、現役にこだわって委員会の会長就任から逃げ回っていた闘破も一念発起。若い忍者を見守り支えることがこれからの自分の役割だと悟り、ニンニンジャーとともに妖怪に立ち向かうことに。おなじみのOPが流れる中アカニンジャーと息の合ったコンビで追いつめ、最も多用した必殺技である磁光真空剣・真っ向両断で大ダメージ。続く巨大戦ではジライヤの忍シュリケンが磁雷神の力を発揮し、ラストシーンでは「SHI・NO・BI '88」のインストが流れる中、ニンニンジャーに忍者として大事なことを伝えるという、最初から最後までジライヤの魅力にあふれた回でした。

 しかし東映には忍者キャプター、変身忍者嵐、そして仮面の忍者赤影というさらなる先輩忍者ヒーローたちがいるんですよね。キャプターや赤影は無理でも、どうにか嵐を登場させることはできないものか・・・。