BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の宇宙戦隊キュウレンジャー 第12回感想

 前回アンラッキーとなってしまったラッキーの再起、そしてイカーゲンとの決戦編。第1話以来すっかりラッキーのポチになってしまったようなガルでしたが、今回はすっかりネガティブモードになってしまったラッキーに実に昭和的な鉄拳制裁を加える姿が印象的でした。

 ラッキーの再起と合わせて今回の軸となったのは、イカーゲンの秘密解明。イカーゲンは予知能力など持っておらず10個の眼で物を見て対応している→ならば11人でかかってみよう→実は目の数は10どころではなかった、というどんでん返しの連続が盛り上げてくれました。しかし、目で見て回避していたのなら、あの思わせぶりに光っていたクリアパーツはなんだったのか。それに、見えているとはいえ10人がかりで一斉に攻撃してくるのを完ぺきにさばいていたあたり、純粋にイカーゲンの戦闘能力はすさまじかったですね。そんなイカーゲンの前に現れたラッキー。フタゴキュータマの連続使用で自分を大量に増殖させ、イカーゲンの周囲を取り囲んでから一斉射撃で目をつぶすという、ほとんど反則すれすれのような手でイカーゲンの長所を封じることに。強力な能力を持つ怪人はひとたびそれを封じられると途端に手も足も出なくなるというお約束は、イカーゲンも例外ではありませんでした。やられる前に「11人がかりなんて卑怯だと思わなイカ!?」とごもっともなことを投げかけるも、「俺たちは宇宙全体を代表して戦っているんだ!」と一蹴されることに。同じことを言われて「俺たちは1の力を五分割して戦っているだけだ!」と返したカーレンジャーと、どっちが説得力があるのやら・・・。

 ついに強敵イカーゲンを倒し、トモキュータマの奪還に成功したキューレンジャー。しかし一難去っていまた一難というべきか、さそり座から新たなカローが派遣されてくることに。そう、スティンガーの兄スコルピオがついに地球に来訪。改造でも受けたのかすっかり怪人の姿になっていましたが、いよいよ次回からは因縁の兄弟対決に入りそうですね。