BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ハリウッド版ゴジラ

ハリウッド版『ゴジラ』、3Dに!全米公開日も決定で本格始動! - シネマトゥデイ

 かねてから話は聞いていたハリウッド版ゴジラの全米公開が、再来年の5月に決定したようです。

 ハリウッド版のゴジラといえば、でかいイグアナと酷評されたローランド・エメリッヒ監督のアレ。モンスターパニック映画としては十分面白いと思うのですが、空対地ミサイルを4発横腹に食らっただけで死んでしまうような奴は、日本の特撮ファンにはゴジラどころか怪獣扱いさえされませんでした。しまいには東宝にすら、二度にわたって作品の中で否定される始末。

 「アメリカにゴジラに似た怪獣が出現」したことが語られるが、防衛軍の士官候補生が「あれゴジラだったんだろう?」「日本の学者は同類とは認めていないって話だ」と会話するシーンがある。

 X星人の操る侵略兵器として、アメリゴジラが「ジラ」の名で登場。シドニーで本家ゴジラとついに日米対決が実現するが、日本ゴジラ放射能火炎を得意のジャンプでかわしたところでよいところは終了。直後日本ゴジラの尻尾で弾き飛ばされてオペラハウスに落下し、そのまま放射能火炎で瞬殺された挙句、X星人統制官に「やっぱりマグロ喰ってるような奴はダメだな」と酷評される。

 日本のゴジラとは全く異なるものになるのはしょうがないとしても、せめて「怪獣映画」として満足のいくものにはなってくれることを祈るばかりです。