前回晴れて真の結成を迎えたキョウリュウジャー。今回はいまだ効果のわからない獣電池の性能テストを行うことに。なんだかフォーゼのアストロスイッチの性能テストのシーンを思い出します。しかしその最中、適当な態度のイアンと生真面目なソウジが険悪なムードに。というわけで今回はスーパー戦隊定番の、性格の正反対なメンバー同士が衝突する話。
一方、デーボスではキャンデリラが初の作戦実行役に選ばれ、作戦開始。その役割は、人間の喜びの感情をデーボスに献上すること。ということで、ケーキ作りが得意なモンスターを使っておいしいケーキを作り、ケーキ屋を占拠して人間たちに売りまくることに・・・悪の首領の復活に利用させなきゃいいことなんですけどねぇ。ラッキューロも「なんだか人間に奉仕してるみたいで複雑な気分」と心情を吐露しますが、人間を喜ばせなきゃならない以上どうしてもそうなっちゃうでしょう。作戦は順調に進行中・・・と思いきや、突然苦しみだすお客たち。突如凶暴化したモンスターが、歯を虫歯にする交戦で人間を襲い始めたのでした。全部の歯が虫歯になるとは、想像するだにおそろしいこと。
駆け付けたキョウリュウジャーはモンスターとの苦戦を開始するが、ここでもイアンとソウジの不協和が原因でモンスターを取り逃がす羽目に。さらに、謎の暴走獣電竜まで出現。そこに現れたのが、トリンと謎の外国人。彼の名はラミレス。500年前にトリンとともに戦っていたキョウリュウジャーの先輩にあたる戦士ですが、相棒であるアンキドンが暴走を始めたため、キョウリュウジャーにそれを止めるよう頼みに来たのでした。毎週過去のスーパー戦隊演者が出演してきたこの番組ですが、ここにきて「超星艦隊セイザーＸ」のセイザーゴルドを演じたロバート・ボールドウィン氏登場。一度見たら忘れられないインパクトは健在ですね。一方、こんな状況にもかかわらず陽気なふるまいをするラミレスとそれにあわせるイアンに、再び怒りを爆発させるソウジ。
アンキドンが暴れているのはモンスターに虫歯にされたため、とにらんだキョウリュウジャーは、モンスターの捜索を開始。今度は単独行動をとるイアンに苛立つソウジでしたが、実はラミレスは既にこの世のものではない、魂だけの存在であり、陽気なふるまいの裏で何もできないことを申し訳なく思っていたこと、それを見抜いたイアンもそれをかばったことをダイゴに指摘され、二人の優しさに気付くのでした。
一方、捜索中にモンスターと遭遇したイアンは交戦を開始するも、虫歯光線を浴びて一気にピンチに。そこにソウジが駆け付け彼を救い、２人が力を合わせた必殺技でモンスターを撃破。巨大化したモンスターも５人で乗り込んだキョウリュウジンで撃破。これでアンキドンも元に戻る・・・かと思いきや、依然暴れ続けるアンキドン。その頭上には、幻影のようなモンスターの姿が・・・。
