BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

非公認戦隊アキバレンジャーシーズン痛 第3話感想

 ブルーレイ係長を倒したものの、続いて現れたキバレンジャーになぜか攻撃されるアキバレンジャー。さらにマルシーナまでが姿を現し、新組織・新次元頭脳改造地下新帝国バロスwの幹部となったことを告げる。キバレンジャーの「吼新星乱れやまびこ」によって妄想解除に追い込まれるアキバレンジャー山形ユキオさんのガオレンジャーMoJoさんのバトルフィーバーJのダブル熱唱という戦隊ファンならむしろ喰らいたい攻撃でしたが、山形さん、あの衣装が実際のライブでも正装みたいなものなんですよね・・・。

 現実世界に戻った信夫たちは、アキバレンジャーが17話で打ち切りになった戦隊ということになっており、ネタ的な意味で人気になっていたことを知る。荒川さんが趣味に走って視聴率低迷、井上さんが尻拭いって、生々しすぎる流れなんですけど。信夫の格好をした和田さんの写真、確かに涙が出るなぁ・・・。おそらくこうしてアキバレンジャーを貶めることがマルシーナの狙いであり、キバレンジャーが襲ってきたのも、追加戦士として登場するはずが打ち切りによって出番がなくなったからではないかと推測する信夫。こうなれば何が何でもチャイナマンに自分がダイレンジャーであることを思い出してもらわなければならないと作戦を開始。ダイレンジャーは名乗りも難しいですけれど、マスクの造形が凝っているので資料なしで描くのは難しいですよね。私の場合ゴレンジャーとオーレンジャーぐらいしかかける自信がないなぁ・・・。

 一方、アジトでシャワーを浴びるマルシーナ。シャワー中でもあの帽子は外さないんですね。彼女に連絡を入れてきたツー将軍に、言われた通りアキバレンジャーに「北極の氷の下から蘇った」と言ったもののその理由をうまく説明できず馬鹿にされたことを怒るマルシーナ。まぁ確かに、2つの番組にわたって現れた悪の女幹部はへドリアン女王だけなんですが。怪人を送るときの用語にこだわったり、きっと設定から入る人なんだろうなぁ、ツー将軍。人のこと言えないから笑えませんけど。

 チャイナマンをダイレンジャーに戻すべく行動を開始するアキバレンジャー。その方法は、拉致してきたチャイナマンに手作りで再現したダイレンジャーOP映像を見せること。夕陽をバックに舞う龍星王を再現しようとする涙ぐましい努力に笑いました。一番すごいのは演武を再現するゆめりあですが。しかしそんな努力もむなしく記憶を取り戻さないチャイナマン。さらにマルシーナ、キバレンジャー、そして新怪人・HvD編集長まで現れる。新怪人と言い張ってましたが、ブルーレイ係長とどこが違っていたんだろう・・・。一つ目で名前に役職がついていたりゴーマ怪人っぽいなと思っていたら、本当にゴーマ怪人(という設定で作られた)だったとは。バロスwの怪人がこういう過去の組織の新怪人という設定でいくとしたら、今後が楽しみですね。

 チャイナマンを抱えて逃走するアキバレンジャー。彼らが次にとった作戦は、ダイレンジャーでも屈指の名シーン、亮とジンの決戦の再現。転身の際のBGMとともに、チャイナマンがリュウレンジャーの構えをとった時には胸が熱くなりました。なんだろう、こんなばかばかしい流れなのに。そして記憶を取り戻すリュウレンジャー、声も和田さんに! 同じくキバレンジャーも記憶を取り戻し、ともにHvD編集長と戦闘を開始。スーパー気力バズーカの劣化版みたいな大それた力で、見事編集長を撃破するのでした。

 現実世界に戻ってみると、見事ダイレンジャーは17番目のスーパー戦隊に戻っていました。喜ぶ一方で、自分たち以外の何者かの妄想が現実世界に影響しているのではないかと考える信夫たち。さらに、撮影でもなんでもないアキバレンジャーの活動はアイドルとしてのキャリアアップにつながらないとして脱退を表明するルナ・・・またこの流れかい。