BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

牙狼 〜闇を照らす者〜 第17話感想

 全ての黒幕であったことが明らかになった金城滔星。前半は彼の視点からのこれまでの流れを、リベラによるニュース形式の演出でプレイバック。ただの総集編ではなく、いろいろと伏線が張られていたことに感心しました。ステーキハウスで滔星と燕邦が話をしていた時、カウンターにグラスの跡が二つついていたことまで伏線だったとは。とてもわかりやすかったのですが、この前の総集編の意味がますますなくなってしまうような・・・。女神像の歌声はゼドムを鎮めるだけではなく、魔導ホラーの覚醒を促す効果もあったのですね。魔導ホラーのプラントを生み出していたのも、あの歌を歌っていた少女でしたが、彼女の正体は・・・? 流牙を魔導ホラーにしようとしてしくじって気絶したところを見ると、彼自身は普通の人間であるようですが、そんな彼に魔導ホラーたちが従っているのも気になりますね。

 後半はついに表舞台に躍り出た滔星のやりたい放題。オールバックにスーツで決めて、途端に悪役っぽくなりましたね。昨日見た「桃幻の笛」では同じ津田寛治さんが死してなお烈花を見守る強く優しい彼女の父(剣義)を演じていたので、よけいに悪そうに見えます。自分以外の金城一族を根絶やしにし、流牙たちを指名手配する滔星。元の木阿弥どころかさらに状況は悪化しましたが、ここから流牙たちはどう反撃に出るのでしょうか。