BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の獣電戦隊キョウリュウジャー

 戸松遥さん再び顔出し出演。今回はさらにアイガロン役の水島裕さんも。ただ水島さん、今回の髪型のせいで完全に本人が吹き替えの専業をしているサモ・ハン・キンポーにしか見えませんでしたが。わかっててやってるんでしょうけど。

 本筋に目を向ければ、実はトリンが元はデーボス軍の一員だった、それもカオスの旦那の弟だったという衝撃の事実が発覚。ヒーロー自身がかつて悪の組織の一員だった、あるいは悪の組織の技術によって作られた存在だった、という設定はサイボーグ009仮面ライダーをはじめとするほとんどの石ノ森ヒーローに共通する設定ですが、敵と味方の出自がはっきりと分かれているのがほとんどのスーパー戦隊では非常に珍しいことですね。他にはトリンと同じく実はかつて敵であるゴーマ族の一員であった道士嘉挧が結成したダイレンジャーや、始祖を同じくする拳法が正義と悪の二流派に分かれて争っていたゲキレンジャーが似たような例としてあるだけですね(どちらも拳法使いの戦隊というのが面白いですが)。それにしても兄弟の割にはこの2人、似てないなぁ・・・。復元水で巨大化するのはデーボス細胞をもつ者のみ、という事実をもってトリンがデーボス軍の一員だったことを証明してくれるカオスの旦那の説明が実に丁寧。キャンデリラの歌によって暴走させられ、巨大化させられた末、自ら死を選んでしまったトリン。次回、スピリットの戦士たちも加わっての何度目かの大決戦!