BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の獣電戦隊キョウリュウジャー

 父の真意を確かめるべく、一人ダンテツのもとへと赴くダイゴ。その前に、ダイゴとストロベリーパフェを食べに行く約束を交わすアミィ。アミィの恋の行方がどうなるのかは気になっていましたが、これが今のアミィなりの精一杯の気持ちの伝え方というのは実にアミィらしいですね。

 一方、トリンの剣に託された彼のメッセージを聞いたイアンたちも、決意を新たにダイゴを追うことに。その最中に出くわしたのが、アイスロンドに追われるキャンデリララッキューロをかばうアイガロン。イアンとアイガロンの因縁にどう決着がつくのかと楽しみにしていましたが、実に納得のいく落としどころでした。親友の仇をそう簡単に許せるはずもなく、しかし愛する者を守ろうとするその姿に心打たれずにはいられない・・・そんなイアンの胸中が、見事に表現されていました。アイガロンが再生してから時々黒い涙を流して暴れるようになった理由はこのまま流されてしまうかと思っていましたが、ちゃんと説明をしてくれましたね。アイガロン介錯を施し、悲しみの涙で末期の痛みを癒したイアンは、アイガロンの斧でアイスロンドにトドメを刺し、そしてその斧がアイガロンの墓標のように地面に突き立つ・・・使い古された演出とは思えない、熱い流れでした。哀の戦騎、愛に死す。

 ダンテツの拳を真正面から受け止めたことで、ついに地球のメロディの全てを理解したダイゴ。そこにカオスたちが襲撃をかけてきたうえ、地獄の穴からはマッドトリンが出現・・・するも、直後苦しみだす。なんと、大地の闇でトリンが大暴れを始めていた! いやはや、まさかダンテツの真意がこんなところにあったとは。しかし、世界を守るためとはいえ本当に死ななければならないというのは並大抵の覚悟ではできません。その役目を引き受けたトリンと、使命とはいえ友を手にかけなければならなかったダンテツ。改めてこの2人の友情の強さを感じました。そしていよいよ、次回からキョウリュウジャーの大逆襲!!