BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダー鎧武

 ユグドラシル本部へと連行された紘汰と戒人は、ベルトの開発者である戦極凌馬の前に引き出されることに。相手がベルトの開発者と知った紘汰と戒人、「花道オンステージって・・・」「ナイトオブスピアーも・・・」って、もっと先に訊かなきゃならないことがいくらでもあるでしょう。この質問に自分の趣味だとご満悦顔で語ったり、そもそもベルトに自分の名字を名づけたり、お兄ちゃんとは違った意味で残念な人なんだなぁ、この人・・・。量産型ドライバーの開発という当初の目標を達成してなお、新たなドライバーの開発を目論んでいるというあたり、やはりマッドサイエンティストのようで。

 一方舞は他のビートライダーズのメンバーを集めインベスゲームの中断を持ちかけるも、相手にされず。もはやランキングがどうのこうのと言ってられる場合ではないでしょうに。舞たち以外は本気でダンスをやる気があるのかどうか、つくづく疑わしいものです。まぁその舞たちにしても、「ダンスを続けたいならこんな街さっさと出てけばいいじゃん」というツッコミは常について回るのですが。

 プロフェッサーの提案に首を縦に振らず、独房に収監された紘汰。そこにやってきたのはDJサガラ。ユグドラシル側でもなかなかつかみどころのないキャラでしたが、今回のおかげで会社の方針とは関係なく、短い人生楽しんだ者勝ちという思想を持ち、興味を持った相手にはたとえ立場上は対立する相手でも手を貸すというトリックスター的な性格が明らかになりましたね。思想的にはオーズの鴻上会長に近いかもしれません。いずれにしてもおいしい役どころだなぁ、グッさん。そして紘汰は彼から独房のカードキーとレモンロックシード、そしてパワーアップ用らしきパーツを託されることに・・・。

 DJサガラと入れ替わるようにやってきた光実の手引きによって独房から脱走する紘汰。しかし光実を見た紘汰の第一声が「助けに来てくれたのか!」って・・・。そもそも自分がさらわれたことも知らないはずの光実がいきなりやってきたら「どうしてここに!?」と聞くのが普通でしょうに。まぁそれはともかく、戒人も開放して3人で脱走。その前に立ちふさがるも役に立たない黒影トルーパー達。あんたらそれでもプロか。そもそも独房に監視カメラがないって・・・ユグドラシルのセキュリティのザルさ加減を指摘していくとキリがありません。しかし、監視カメラの映像を見ていまさら光実がビートライダーズであることを知るお兄ちゃん。本当にいまさら・・・。

 一方、地下から脱出を図った紘汰の前にはシドが立ちふさがる。どうでもいい話ですけど、チェリーのロックシードで変身することに対して、男として抵抗はないんでしょうか。仮面ライダーチェリー・・・もとい、シグルドの前に苦戦する鎧武ですが、追いついたバロンと共同でバイクを使って相手を翻弄。脱走しようとする2人を追撃しようとするシグルドですが、プロフェッサーの秘書である耀子に止められしぶしぶ断念。なんらかの使命を抱いているらしい高虎、マッドサイエンティストなプロフェッサーとその忠実な部下である耀子、トリックスターのDJサガラ、あくまでビジネスライクなシド・・・悪の組織が一枚岩でないのは普通ですが、ここまで幹部たちがバラバラなのも珍しい。