BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダー鎧武 第24話感想

 オーバーロード接触するも、その圧倒的なパワーの前に交渉どころではなかった紘汰。まずは力で屈服させて言うことを聞かせるべきだと主張する戒人に対して言い返すことができませんでしたが、こればっかりは戒人の言うことが正論ですね。誰かに要求を呑ませるには、相手にその要求に応じるメリットの方が大きいことを示すか、断った場合のデメリットが大きいことを示すか、その二通りしかないわけですから。パトレイバー内海課長曰く、頭は優位に立った時にこそ下げるもんです。

 一方、DJサガラの正体を探っていたプロフェッサーたちの前に自ら姿を現すサガラ。自分の正体を知りたければ、そちらも自分たちの本当の狙いを正直に話せと迫るサガラに対し、それを明らかにするプロフェッサー。人類救済のためのプロジェクトというのはユグドラシルという組織を動かすための方便であり、本当の狙いはヘルヘイムの森に眠る「禁断の果実」を手に入れること。確かに、人間に不死やその他の超絶的な力をもたらす果実の伝説は世界中にありますね。プロフェッサーが語った北欧神話の黄金のリンゴやギリシア神話のアンブロシアの他にも、中国ではかの孫悟空が失敬した聖王母の桃がありますし、日本でもイザナギがヨモツイクサから逃げる時に投げつけた桃があります。

 そして、ものすごく久しぶりにスポットライトが当たった城乃内と鳳蓮。まぁ物語はこれからどんどん加速していくでしょうから、ここらでスポットライトを当てないとフェードアウトしかねませんけど。しかし、メガネキャラなのにメガネが似合ってないと言われるとは気の毒に。メガネキャラはメガネが本体と言っても過言ではないというのに。結局城乃内が成長できたのかどうなのかはよくわかりませんが、ようやくインベスの出現はビートライダーズの自作自演ではなくクラックによるものだと理解し、自らクラックの中に飛び込んでいく鳳蓮。これでビートライダーズへのネガティブキャンペーンを張ることはなくなりそうですけど、これはこれで面倒くさいことになりそうですね・・・。