BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ガンダムビルドファイターズトライ 第3話感想

 セカイから師匠へのモノローグからスタート。やっぱりというかなんというか、師匠はギアナ高地で修行中なんですね。仏壇に並んだ2つの位牌と家族写真を見る限り、セカイとミライの両親は既に他界している模様。さすがにミライの読モの仕事だけで姉弟2人が食べていけるとも思えませんが、まとまった遺産があるのか、あるいは師匠が金銭的にも面倒を見ているのか。後者だとしたら本当に何者なんだ、師匠・・・。

 セカイをだしにしてミライとの登校を楽しむユウマ。思ったよりも軟派な奴だな・・・と思いましたが、考えてみれば彼の姉も基本はおとなしいのにこと好きな人に対してはグイグイと、しかし自然なアプローチで接近していったのだということを忘れていました。後述するように朴念仁のセカイも、ユウマが姉目当てだということはすぐに見抜いていましたが、あれだけ美人の姉がいれば言い寄ってくる男がいるのもいまさらではないでしょうし、そういうのを追っ払った経験もあるんでしょうね。

 すっかりリア充になったカマキリ男はライダーキックを喰らって爆死すればいいとして、ユウマのガンプラバトル部への移籍をもって晴れて結成を迎えたチームトライファイターズ。ラルさんも張り切って自らのグフR35による練習試合を持ちかけますが、マスターガンダムとタッグを組んで大軍勢を殲滅できるようなグフの皮を被った化け物を持ち出さんでも。前作から7年経っているんだから42歳なんじゃないかとツッコみたくなりますが、これは17歳教みたいなものだと流すべきなんでしょうね。

 そんなラルさんを置き去りにして、先生の計らいによってセッティングされた他校との練習試合。その相手は聖オデッサ学園、率いるは前作で何が彼をそうさせるのだというほどのギャンに対する異様なこだわりぶりを見せたサザキ・ススムの妹、サザキ・カオルコ。校名からチーム名、愛機R・ギャギャの盾を指ではじいての一言まで、これでもかとばかりのギャン及びマ・クベにまつわるネタのオンパレード。しかしR・ギャギャはモビルスーツというよりはヘビーメタルモーターヘッドと言われた方がしっくりくるデザインですね。可動式の肩の盾なんて銃口をくっつけたらアシュラテンプルですし。とりあえずR・ギャギャは購入確定として、これをベースとしてHGUC R・ジャジャの発売を希望。

 初戦はチームワークが全くできていないトライファイターズを北宋の壺が圧倒。ガンダムで3人一組のチームが使う戦法と言えば真っ先に上がる黒い三連星ジェットストリームアタックも早速使用されていましたが、ユウマのセリフを聞く限りでは、あまりにも有名すぎて初歩的な戦術でしかないようですね。大量のミサイルを竜巻旋風脚で吹っ飛ばしたビルドバーニングガンダムは相変わらず宇宙世紀にやってきたモビルファイターそのもののでたらめな強さですが、あれはセカイが生身でも使える技なんでしょうか。だとしたら次元覇王流は元ネタの拳法同様、モビルスーツの撃った弾丸を素手で受け止めたり、モビルスーツの頭に布を巻きつけてもぎとるような芸当ができるのか・・・。セカイがトドメに放った一撃はバトルステージのコロニーに穴を開けるほどの威力でしたが、カオルコの兄謹製の盾はそれを受け止めても傷一つつかない頑丈ぶり。材質にヴィヴラニウムでも使ってるのか、この盾。コロニーの外に吸い出されそうになったところをセカイに助けられ、さらに自慢の盾を素直に褒められたことで恋に落ちるカオルコ。なるほど、ちょろインとはこういうものか。その惚れっぷりは翌朝手作り弁当をもって校門でセカイを待ち構えるレベル。朴念仁のセカイは弁当をもらえたことを単純に喜んでいましたが、乙女だ・・・。