BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ガンダムビルドファイターズトライ 第16話感想

 Aパートは前回のラストに引き続き、サカイの作ったガンダムトライオン3の活躍から。海担当がイルカではなくエイというのが不満ですが、それ以外は完全無欠の勇者ロボ・・・というよりは、ロケットパンチだのザウルガイザーだの、武装についてはわりと70年代スーパーロボットっぽいトライオン3。もともとスクライドだの銀魂だの、ロボットとは全く関係ないジャンルのアニメにまで隙あらば勇者ロボをぶちこんでくるのがサンライズという会社なので、ガンダムスーパーロボットを登場させたところで何もおかしくはありませんが。ユウマは「いいことなんか何一つない」とこき下ろした合体機構ですが、これはサカイの言うとおり、ロマンのわからないユウマが悪い。合体ロボに理屈など不要。正義とキック、勇気とパンチがアミーゴだ! トライオン3のド派手な活躍だけでなく、サカイがプラモ部に入部した経緯にまつわるちょっといい話も明らかに。コデラ君、なんていい人なんだ・・・。ユウマに勝ちたいという当初の動機以上に、自分を迎え入れてくれた仲間のために勝ち続けたいという気持ちを持って全国大会に臨んだサカイ。前回だいぶ角が取れたと思いましたが、これで納得ですね。

 Bパートはタイトル通り、シアが完成させた新型機、G-ポータントのデビュー戦。設定では00のSB系ガンダムをイメージして作成されたとしかありませんが、見た目はどう見ても劇場版00のエピローグにちょっとだけ出てきた「サキブレ」。まさかあんなマイナーな機体をモデルにするとは・・・。そんなシアの新型機の性能を計るべく、単機での戦闘を命じるキジマ。しかしアラン、監督なのに全然部員を御しきれていませんね。おかげでメイジンもおかんむりです。G-ポータントは妖精のような見た目通りの軽やかな挙動と大出力のビームを受けても完全に防御するGNフィールドという圧倒的な高性能を見せつけ、カリマのヴェイガンギアをいとも簡単に撃破。あらゆる意味で強力なこのライバルに、果たしてフミナは勝てるのか・・・。