BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の手裏剣戦隊ニンニンジャー 第2話感想

 キョウリュウジャーのブレイブ、トッキュウジャーのイマジネーションに続き、ニンニンジャーの強さの源となる力、それが「忍タリティ」・・・いやはや、毎度毎度よく考えるものです。妖怪たちとの戦いだけでなく、最も忍術を学び忍タリティを高めた者に与えられる「ラストニンジャ」の称号を巡っての5人の競い合いというのもストーリーの軸となっていくようで、これはなかなか新しい試み。日本の特撮ヒーローの中でも特に「和」を重んじるスーパー戦隊に「競争」を持ち込むこの試み、果たして吉と出るか凶と出るか。

 そんなラストニンジャの称号を賭けた競争と絡めて、その称号に興味はないと言っていた八雲が、天晴にも好天にも勝ってラストニンジャになると決意するまでの物語。戦隊内でのライバル関係というとジェットマンの竜と凱、ボウケンジャーの明石と真墨(こちらはライバルというよりは明石が真墨の目標という感じでしたが)のように赤と黒の組み合わせの印象が強いですが、元祖ゴレンジャーの海城と新命もライバル的な側面があったので、アカニンジャー、アオニンジャーという呼称も含めて原点回帰的な側面があるのか。ロボ戦では左腕のポジション交代によってドラゴンモードになるというシュリケンジンの驚くべきギミックが。まだまだ知らない力が隠されているのでしょうか。

 なお、今回カッパが空を飛んでいましたが、宮崎のヒョウズンボという河童の一種は、春夏は川、秋冬は山で暮らすという渡り鳥のような生活の中で、山と川の間を空を飛んで行き来をするという民間伝承があるので、河童が空を飛ぶというのはあながちでたらめではないのです。