BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の手裏剣戦隊ニンニンジャー 第23話感想

 夏らしく肝試しをテーマにした回・・・まぁこの番組、毎回妖怪と戦っているのですが。一応主役は凪のはずなんですが、ふたを開けてみればただひたすらに霞がすごいとしか言いようのない話でした。なにしろ、有明の方をわざと怒らせる→幽霊が怖いとほのめかして凪に肝試しを計画させる→それに便乗して有明の方が仕掛けてきた妖怪を倒す、という、敵も味方も含め全員の考えることを先読みしたうえで見事に最初から最後まで掌の上で踊らせているのですから。「戦いは常に二手三手先を考えて行うものだ」と言った赤くて仮面で早い人も真っ青です。シーズンオフに呼び出され、鳳凰幻魔拳のようなトラウマものの幻覚を二度も見せられた上に倒されたユキオンナにはご愁傷様というほかありません。

 そしてまんまと霞に一杯食わされ、そんな自分を棚に上げて日本の妖怪に見切りをつけた有明の方。酒呑童子とか八岐大蛇とか、まだ呼び出していない強豪妖怪がまだまだ日本にはいるというのに失礼な奴です。そんな彼女の招請に応じて、本当に来日してしまった西洋妖怪たち・・・飛行機で。金属探知機でひっかかったりしなかったのか。そして、入国審査でなんと答えたのか。

審査官「Sightseeing?」
妖怪「No.Combat」