BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 第8話感想

 特地側住民の代表として国会の参考人招致に出席するため、門の向こうの日本を訪れる三人娘と、お忍びでそれに同行するピニャとボーゼス。これまでは自衛隊がもつ文明の利器に驚くあちら側の人々の反応が楽しかったですが、ここからは逆にあちら側の人たちを見てこちら側の人たちが驚くという裏返しの展開が見ていて楽しいですね。公安の駒門さん、原作を読んでいた時は劇場版パトレイバー2の荒川みたいな見た目を想像していましたが、どちらかというとサイコパスに出てきそうな見た目。参考人招致の裏で行われるピニャと首相補佐官の会談では、外務省の菅原が初登場。今回はさして印象に残らない登場でしたが、彼はこの後外交の場で最前線に立つ人間として出番が増えていくのでご注目を。

 で、本題の参考人招致。レレイや見た目は人間のロゥリィはともかく、本物のエルフであるテュカも出たわけですから、国会中継史上最高の視聴率をたたき出したでしょうね。あちら側には本物のエルフがいる、という情報が知れ渡っただけでも、少なくとも全世界のオタクたちの間に激震が走ったはず。そして国会でも繰り広げられるロゥリィ無双。死神様は口喧嘩でも強かった。まぁ、日本の政治については何も知らない彼女にさえ完全に論破されてしまうほど、批判のために批判をしたがっているのが見え見えなあの女性議員が低レベルだったというだけの話なんですが。残念なことに現実の政治家はというと、こんなフィクションよりもさらに低レベルだというのが嘆かわしい限りです。

 参考人招致も無事終わった一行を襲う数々の妨害工作。それらをかいくぐって本来の宿泊先には向かわず、一行を連れて伊丹が向かったアパートには・・・。結局、伊丹がバツイチだったという事実が最後に全部持っていきましたね。元夫婦というよりは、腹をすかして主人の帰りを待っていた犬とその飼い主という感じの二人。当然その結婚と離婚に至る経緯もまともなものじゃないのですが、その辺は次回以降明らかにしてくれるでしょうね。