これまで平安時代の実在の人物、またはそれをモデルにした人物を登場させてきた「紅蓮の月」ですが、今回のキーとなる人物はかぐや姫をモデルにしたであろう姫、赫夜。かぐや姫同様、その美しさから求婚に訪れる貴族たちが引きも切らぬ中、彼女に宝物を貢ごうとした貴族たちが次々ホラーに喰われる事件が連続して発生。自分も似たようなことをしているのを棚に上げて赫夜をホラーと決めつける星明でしたが・・・。牙狼にかかれば、誰もが知っている日本ファンタジーの代表格である竹取物語もなんとも血なまぐさい話に。結局ホラーではなかったものの、謎めいた言動を残したまま月へと消えていった赫夜。エンディングにも登場していることからして、これからも物語の重要なカギを握る人物のようですが・・・。