BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の宇宙戦隊キュウレンジャー 第7回感想

 仲間入りの回以来となる、バランスがメインとなる回。誕生日を奪うときしか現れないダイカーン・トゥーミーをおびき寄せるためにバランスがその囮となる、という話でしたが、どうも最近出てくるダイカーン、子供の夢を食べたり住民に体操を強制したり、挙句に子供から誕生日プレゼントを奪ったり、仮にも全宇宙をほぼ手中に収めている悪の組織の構成員として、あまりにも志が低すぎじゃありませんかね。

 前回から登場したジャークマターの刺客、イカーゲンとマーダッコの乱入もあり、トゥーミーに誕生日を奪われてしまうバランス。落ち込む彼を見て、ラッキーたちから誕生日は本人にとってだけではなく祝う人にとってもうれしいものということを聞き、バランスの誕生日を取り戻すために奮闘するナーガ。やはりバランスとナーガはワンセットで描かれるんですね。トゥーミーの居場所に潜伏するために、各人がそれぞれに役割を分担して行動する展開はスパイ映画のようで、人数の多さをうまくいかしたものでした。今後もこういう展開は見てみたいものです。

 そして今回はスーパーヒーロー大戦の公開を記念してのエグゼイドとのコラボ回でもあったのですが・・・雑の一言に尽きますね。何の脈絡もなくイカデビルが出てきて、これまた唐突に司令が持ちだしたキュータマでエグゼイドが召還される、という、なくても話としては全く困らないような展開。おまけにスーパーヒーロー大戦の内容とも全く絡んでこない。鎧武とトッキュウジャーの頃あたりは双方の番組のテーマをうまく絡めた凝ったコラボが展開されていたというのに、年々劣化していっているような気がします。