BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー 第11話感想

 世間ではルパンレンジャーばかり話題になっているため、ヒルトップ管理官の提案によってパトレンジャーを主役としてその活躍をPRするための映画撮影が開始。ところが咲也が監督から「色気が足りない」とダメ出しされた次の瞬間、なんと咲也の胸にあるはずのないものがあり、股間にあるはずのものがなくなっていた・・・。

 東映特撮伝統の撮影所回、そしてスーパー戦隊恒例の男子メンバー女装回・・・かと思いきや、つかさも含めてまさかのTS、性転換回。まぁ性転換といっても、胸や股間にあるものがあったりなくなったりするだけで顔や体型が変わるわけではないので、その結果圭一郎はどこからどう見ても江角マキコに激似になり、引退してもう何年にもなる江角マキコの名前が本人とは全く関係ないのにTwitterのトレンドに上がるというまさかの事態まで引き起こすことに。当然ながらこの異変はギャングラーの怪人ピッチ・コックの能力だったのですが、顔も体型も変わらない以上変装にも使えないようなこの能力、一体何の役に立つんでしょうか。せいぜい今回のように状況を面白おかしくする程度が関の山だと思うのですが。いきなり女にされたというのに全くショックを受けた様子もなくノリノリで撮影を続ける咲也、ピッチ・コックが化けているのかと思いきや本当にただの頭のおかしい人だった監督、ピッチ・コックの映画の完成を本気で楽しみにしていてチラシを眺めながらウキウキするボス、ピッチ・コックの攻撃を受けてなぜかブレードからハンマーに変わるダイヤルファイターと、ぶっ飛んだ展開の連続に思わず「今回の脚本、本当は浦沢義雄が書いたんじゃないだろうな?」と疑いたくなりました。今後のシリーズでもこの手の回は作られていくんでしょうけれど、おそらく今回に匹敵するものは当分現れないでしょうね。