ドラえもんから「原子ろ」が消えていた 東日本大震災に配慮、「やりすぎでは」の声 : J-CASTニュース
話題になっているようですね。あの図解については子どもの頃から知っていましたし、最近の反原発の動きからすると何かあるかなと思っていたので、実際にこうなっても「ああ、やっぱりな」ぐらいの感想しか持ちませんでしたが。記事にも書かれている通りドラえもんの原子炉は今問題になっている核分裂でエネルギーを発生させる原子炉とは違うので（前に書いた記事で私も誤解していました。すみません）、実際のところはここまでする必要はないのですが、とかく人はそれがセンセーショナルなものであればあるほど物事を深く理解する前に騒ぎ立てるものなので、そういう人たちに噛みつかれる前に・・・という対応も、致し方のないことでしょう。問題なのは出版社よりもむしろ、こうした些細な記述さえも修正せざるを得ないほどにまで発展してしまった現在の風潮にあるように思えます。
しかし、一般の人ならまず知らないドラえもんの原子炉ですらこうなのですから、名前からして原子力を前面に出している鉄腕アトムはどうなってしまうんでしょうか。反核の象徴であるゴジラも、復活を願う我々ファンの思いとは裏腹に、こんな情勢下では復活どころの話ではないでしょうね。むしろこういう情勢下だからこそゴジラには復活してもらい、核と人間のあり方についてもう一度問いかけてもらいたいのですが。
