BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダーウィザード

 ファントムに襲われた瞬平の先輩・徹也。しかし、ファントムの本当の狙いは徹也の師匠である「松木庵」の和菓子職人・松木さんだった。ファントムの策略によって店を畳むことを余儀なくされた松木さん。しかし、その前にやることがあると出かける松木さんに、晴人とコヨミは同行することに。

 一方、店を閉店に追い込んだので松木さんが絶望するのは時間の問題と語るヴァルキリーに、それならば店を畳まなければならないとわかった時点で絶望している、なにか他に心の支えがあるはずと勘繰るメデューサ。相変わらず察しがよすぎますね、この姐さん。

 一方、松木さんが向かったのは知り合いの職人が経営する和菓子屋。そこの店主に、店を畳んだ後徹也を雇ってもらえないかと頼み込む松木さん。店を畳んでも徹也が店の味を忘れずに受け継いでいくことが、松木さんにとっての希望だったのです。しかし、その話をメデューサに聞かれてしまう晴人たち。ウィザードとメデューサの初交戦はメデューサが圧倒しながらも、自ら撤退。

 一方、自分のふがいなさに意気消沈していた瞬平ですが、頼りにされていないと思うなら頼ってもらえるようになれ、という凜子の言葉に再び発奮。松木庵との取引を断った料亭に取引を再開してもらうよう土下座をする瞬平。彼のその姿と、自分の夢を引き継ぐと言ってくれた晴人の助けになりたいという瞬平の言葉を聞いた徹也は、店に戻って一人和菓子作りを始めます。

 徹也は一人で饅頭を完成。戻ってきた松木さんに試食してもらい太鼓判をもらった彼は、それを持って再就職を頼んだ和菓子屋に向かいます。そこに現れるヴァルキリーと、阻止せんと立ち向かうウィザード。饅頭を守りながらの必死ながらも妙にコミカルな戦いが展開される中、池に落下しかけた最後の一個をかけつけた瞬平がキャッチして事なきを得る。二人を店に向かわせた後、ウィザードは新たな指輪の力で激しい空中戦を展開したのち、ヴァルキリーを撃破するのでした。ドラゴン(というよりコウモリ)の翼をはやしたライダーというのが、悪役チックながらもかっこよかったです。

 結局松木庵は閉めることになりましたが、徹也は無事に再就職することに。徹也からはすべて瞬平のおかげだと感謝され、晴人からも助手として頼りにしているという言葉をもらい、快哉を叫ぶ瞬平。結局特別なスキルを持たない彼が助手として役立つには、がむしゃらに突っ走るしかないということでしょうか。本当に助手としてレベルアップできたのか、なんだか実感がわきませんが・・・。