BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

非公認戦隊アキバレンジャー シーズン痛 第7話感想

 カブトムシ、クワガタときたら次は何か? バッタと答えるかテントウムシと答えるかでその人がタイムボカン世代かビーファイター世代かがわかると思うのですが、ツー将軍は年代的にタイムボカン世代のはずでは・・・。

 現実世界と妄想世界が連動していることに前回ようやく気づいたツー将軍。そんな彼が送り出してきたのがジャカンイエロー・テントライジャーことハーデズキン。悪の戦隊はツー将軍の夢だったようですが、ネジレンジャーやゾクレンジャーでは満足できなかったんでしょうか。ハリケンジャーの仲間になるまでずいぶん時間がかかったゴウライジャーが再び悪の手先になってしまったことを嘆く信夫の気持ちはわかります。しかし、アバレキラーはもっと長かった・・・。あの人の場合それどころか一時期悪の首領になって相当ひどいことをしていたので、悪のままで終わってもいいんじゃないかと思いましたが。

 名前の由来が曜日である暗黒七本槍が暗黒十本槍になったことで、一週間が十日になってしまうという事態に。休日のコスプレイベントが減るとか週末のファンとの交流会が減るとかダメな理由で危機を感じるアキバレンジャーですが、週休二日だとしても八日間働いたり学校へ行ったりしなきゃいけないというのが一番困るのでは。まぁ、日曜日が減ってしまうので4クールが3クールになってしまうというのは、特撮ファンにとってはゆゆしき問題ですね。信夫はデカレンの37話が見られなくなるのを問題にしていましたが、個人的にはマジレンの冥府神編が始まったところで終わってしまうことになるのでそっちの方が問題ですね。

 ハリケンジャーも駆け付けての戦闘。ゴウライジャーが元に戻ったきっかけに笑いました。確かに苦労してたもんなぁ、あの兄弟・・・。しかし、長澤奈央さんがハーデズキンの声は演じてもハリケンブルーの声は10周年作品までおあずけというのはちょっと残念。

 シリーズも折り返し点を過ぎて、いよいよ物語が動き出しましたね。今回もそうでしたが、現実世界で起きる出来事がオタク排除に向かう傾向があるのが気になるところ。今回ツー将軍までそれに巻き込まれていたところを見ると、必ずしも彼の意思ばかりではないようですし、なによりそうなったら彼も困りますし。今回はさまれた病室での謎のシーンがやはり絡んでくるのでしょうか。

 エンディングはシンケンジャーのシンケン祭り。カブトライジャーの「忍者のくせに侍だと!」のツッコミに対応した選曲でしょうか。