笛木の娘であったコヨミは、既に死んでいた。今のコヨミの正体は、「賢者の石」を宿した人形。そして賢者の石とは、死んだコヨミを生き返らせることも可能な究極の魔法石だった・・・。
再びサバトを開くために、多くの人間を絶望をさせ苦しませてきたことを詰る晴人に対し、そんなものは自分の味わった苦しみに比べれば小さなものにすぎないと一蹴する笛木。ああ、結局こいつも神崎士郎と同じなのか、と落胆しました。自分の行動を悪と知りつつ悔いながら動いているならともかく、自分の苦しみだけを盾にして他人の苦しみを斟酌せず利用しようとしているだけでは、神崎士郎と同じく自分が一人になるのが怖いだけの弱い男としか思えません。
笛木の思惑通り、ついに４人そろった魔法使い。その野望を阻止するカギとなるのは、やはりイレギュラーな存在である彼ですか。
