BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマン列伝 ウルトラマンギンガS 第3話感想

 ビクトリウム奪取の妨げとなるギンガとビクトリー排除のため、アンドロイドワンゼロに代わりチブル星人エクセラーが送り込んだのは、自らを「最強」「宇宙一」と豪語するガッツ星人ボルスト。ガッツ星人と言えば「ウルトラセブン」に登場し、その頃から自分たちを宇宙最強と称し、実際一度はセブンを敗北に追い込んだこともある強敵。しかしこのボルスト、やることと言えばインペライザーを大量に動員する数頼みの戦いだったり、等身大での戦いでショウに一泡吹かせられたり、ワンゼロを痛めつけて悦に入ったりと、どうにも小物感が漂う残念な人。そもそも最強を自称する奴が部下として他人に使われているという立場に対してなんとも思っていないらしいところが既にダメなのですが。

 そんなボルストに率いられ、雫ヶ丘を襲撃するインペライザー軍団。初代はメビウスを倒し、救援にやって来たタロウも大技であるウルトラダイナマイトを使わなければ倒せなかったという強敵でしたが、今回はそれに比べると瀬戸物か何かでできてるんじゃないかと思うぐらいの紙装甲。しかし、火力はそこまで弱体化していないらしく大量に動員されたこともあってビクトリー、そしてギンガを窮地に追い込むことに。傷つきながらもビクトリーを助けに向かおうとするヒカルの前に現れたタロウから、ウルトラ兄弟の力であるギンガストリウムブレスを託されたヒカル。その力でウルトラマンギンガストリウムへとパワーアップしたギンガは、ウルトラ6兄弟の必殺技を使用可能。ついにウルトラマンにもディケイドやゴーカイジャーと同じような能力を使える戦士が誕生しましたね。タロウのストリウム光線、ウルトラマンスペシウム光線でインペライザーを一蹴し、ボルストがライブしたキングジョーもセブンのワイドショットで撃破。キングジョーと因縁のあるセブン、それもキングジョーに対しては使ったことのないワイドショットで倒すという流れが素晴らしいですね。しかし、ただでさえチートじみた強さのギンガがウルトラ6兄弟の力まで手に入れたら、もはや怖いものなしでは・・・。