BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ウルトラマン列伝 ウルトラマンギンガS 第5話感想

 いつものように雫が丘を襲撃するワンゼロ。今回ライブしたのは「ウルトラマンA」に登場した超獣バキシム。怪獣とは違うのだよ、怪獣とは!とばかりにギンガに対し優位に立つバキシムでしたが、バキシムと共にスパークドールとなっていたヤプールが目覚め、バキシムのコントロールを奪って一時撤退、勝負は水入りに。というわけで、ウルトラファンには「またお前か」と言われそうなヤプール登場。やられても何度も復活してくるしつこさはバルタン星人以上ですが、バルタンと違ってこっちは愛嬌がないのでしつこいだけですね。あと、せっかくバキシムが登場したのにおなじみの空を割って登場するシーンがなかったのは残念。

 ゴウキに憑依してその体を乗っ取ったヤプールはUPGの本部に潜入、ヒカルを異次元空間に幽閉し、友也を襲ってビクトリーの正体を突き止める。この直前、バキシムのデータを分析しただけでそれが怪獣ではなく超獣であること、それを操っているヤプールの存在とそのヤプールがゴウキを操っていることまで、何から何まで看破してしまう友也がすごすぎます。その後、ゴウキはショウを襲撃するもののその場にいた妊婦を巻き添えにしたことでゴウキの意識が目覚め、ゴウキは妊婦を病院に運ぶことに。再び強引に彼の意識を取り込もうと何度も試みるもうまくいかず、結局は自ら巨大化してバキシムとタッグを組んでギンガ、ビクトリーと戦う羽目に。人間の心の弱さを嘲りそれを利用しようと試みるも、逆に人間の心の強さに敗れるというパターンで毎回敗北を繰り返しているというのに、学習しないなこの人は・・・。ヤプールが召喚したバキシムにくっついてくるかたちでやって来たビクトリーに「敵を増やすな!」と文句を言うヒカルに対し、「仲間が増えたと思わないのか?」と返すショウがかっこいいですね。ビクトリーにバキシムを倒され形勢不利と見るや「次こそ見ていろ!」と撤退しようとするヤプールでしたが、ビクトリーに捕まったところを「お前に次なんてねぇ!」というヒカルの一喝とともに因縁あるAのメタリウム光線を喰らって爆散。基本的に長期スパンでネチネチと攻めるのを得意な戦略とするヤプールなので今回もそうするつもりだったのでしょうけれど、歴代屈指のチートウルトラマンであるギンガが相手では、さすがにそうは問屋がおろしませんでした。