BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダー鎧武 最終回感想

 ヘルヘイム消滅から7ヶ月後。沢芽市は着実に平和な日常を取り戻しつつあったが、光実はいまだビートライダーズの輪の中に戻ることも、兄との自然な関係を取り戻すこともできずにいた。そんな中、突如沢芽市を急襲する敵の姿が・・・。

 というわけで、最終回というよりはエピローグといった方が正しい最終回。しかし、やっぱり貴虎兄さんはダメな人のまんまでしたね。世界の復興のために働くのは結構ですけど、それよりも光実がちゃんと立ち直るまでそばで見守りながら手助けしてやるのが先でしょうが。そうやって弟とちゃんと向き合おうとしなかったから殺し合いにまで行き着いてしまったというのに、全く学習しない人です。それに比べて城之内はちゃんと成長しましたね。初瀬の死の責任の一端が自分にあることを自戒するように、かつて初瀬が変身していた黒影となって邪武に立ち向かう。ここまで熱い男になるとは思いませんでした。

 そして光実。戦いを優勢に運ぶも、少女の体を人質にとられて攻撃を躊躇してしまうあたり、彼なりに成長してるんですね。以前の彼なら目的のために躊躇はしなかったでしょうし。そしてピンチに陥った光実の前に現れた紘汰。あぁ、やっぱりその姿なんですね。同じ実写でファンタジーな衣装なのに、どうしてこうも牙狼と違って説得力がないのか。邪武を倒した後光実に別れを告げて帰っていきましたけど、光実のことを頼んだのに全く責任を果たしてないダメな兄さんに説教をして言ってもよかったんじゃないでしょうか。