BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

牙狼 -炎の刻印- 最終回感想

 アニメ版牙狼もいよいよ最終回。巨大ホラーの復活、最終回限定の牙狼の強化形態など、牙狼シリーズの最終回に相応しい展開でした。ガロとゾロの鎧が合体した鎧は、歴代の最終回・劇場版限定の強化形態と比べても遜色のないかっこよさ。ただ、結局メンドーサに引導を渡したのはレオンではなくアンナというのは、最終回まで助けられてばっかりみたいでなんとも・・・。まぁ、不死身となったメンドーサが相手ではああするしかなかったのかもしれませんが。そのメンドーサはといえば、不死身なばっかりに永遠に死に続けるというむごたらしい結末に。ジョジョ2部のカーズや幽々白書の戸愚呂兄、ゲキレンのロンや仮面ライダーウィザードのフェニックスと同じく、不死身になんかなってしまうと死ぬより酷いことになるという事例となってしまったのでした。まぁ彼の場合、元老院の仕打ちのせいでレオンの言うように子供を作って命を紡いでいくということさえ叶わない運命に落とされてしまったわけですから、ああなってしまったのは当然といえば当然でちょっと気の毒ではありますが。

 作品の総称としては、中世ヨーロッパ風の世界感や途中でレオンが鎧を失ってしまう展開など、これまでのシリーズとは異なる要素を思い切って盛り込んでいて楽しめました。ただ、始まる前はアニメならではのダイナミックな戦闘を期待していたのですが、逆にアニメだと作画枚数がかかってしまうせいか、戦闘シーンに関しては実写版とそれほど差はありませんでしたし、ホラーのデザインも実写版の方が凝っていましたし。まぁ、実写でアニメ以上のことをやってのけてしまう実写版が異常なだけなんですけど。

 さて、来週からは再び実写、それも「闇を照らす者」以来となる道外流牙シリーズの新作。今度は「鎧召還が必殺技」なんて言われることがなければいいけど。