BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 第9話感想

 伊丹の元嫁・梨紗のアパートに転がり込んだ伊丹たちご一行。そこで腐がつく女性向けの薄い本を見つけてしまうピニャとボーゼス。もともとそのケはあったらしいですが、これも後々尾を引くことに。江戸時代の春画とかも今では立派な文化遺産ですし、私の高校時代の友人は「源氏物語はエロ小説だ」と言っていましたし、これも何百年もすれば本当に芸術扱いされるのかも・・・。それにしても、純粋に経済的必要に迫られて恋愛感情のないまま結婚してそのまま離婚したとはいえ、元旦那が女の子をたくさん連れてきて一緒に寝ている横で平然と原稿描き続けられるって、この人も相当なもんですね。

 敵の目をくらませるため、人通りの多い場所へ買い物へ。三人娘のおしゃれはかわいかったので、もっといろいろ見たかったですね。一方、伊丹は一人公園で防衛大臣の嘉納と接触。原作では完全にあの元首相なんですが、さすがにそこまで似せては来なかったか・・・。彼は政治の舞台で国内、国外の敵と戦い自衛隊をサポートする中心人物となるので、今後も出番は多いでしょうね。まぁ、それは原作3巻以降もアニメ化する場合の話ですけど。

 合流した一行は自衛隊の特殊作戦群が警護する温泉宿へ。そして始まる聖杯戦争。今回は語られていませんでしたが、特戦群の隊員があんなコールサインを使っていたのはもちろんかつて所属していた伊丹のせい。ちなみに伊丹のコールサインはアベンジャー。中の人はアーチャーなのに。女子メンバーの風呂の下りはWeb小説の外伝版の内容が一部取り入れられていましたね。お気楽な騒動が繰り広げられる旅館とは裏腹に、周りの森の中では三人娘たちを拉致しに来た外国の工作員と特戦群の静かな戦いが展開。アメリカは政治的裏取引まで使って特戦群を引かせましたが、彼らには大きな誤算が三つ。この場にいる工作員アメリカだけではないこと、拉致目標には手練れの自衛官3人が護衛についていること、そして最大の誤算は・・・拉致対象の中に、死神がいること。