BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダーエグゼイド 第二話感想

 2話目にして二人目のライダー、仮面ライダーブレイブこと鏡飛彩登場。相手によってコロコロ態度を変える権威主義者のお手本みたいな父親を幼い頃から見て育ち、長じてからは才能に恵まれ若くして周囲から天才ドクターともてはやされれば、あんなすかした性格の奴が出来上がるのも無理はないですね。まぁ平成ライダーではクールを気取って出てきた奴ほど、後になってすさまじいキャラ崩壊を遂げるのが常ですから(現に極度のシスコンになった人とたこ焼きジャンキーになった人を見たばかりですし)、いつまでこの調子をキープできるのやら。

 その気になればいつでもレベル2に変身できるという事実には驚きましたが、患者をバグスターから分離できるのはレベル1だけ、というかたちでレベル1に必要性を持たせるやり方はうまいと思いました。しかし後々、自らさっさと患者から分離して暴れ始めるバグスターが現れそうで、そうなるとやっぱりさっさとレベル2に変身してレベル1が用済み扱い・・・ということになりそうな気がしてなりません。

 しかし、主人公は病気の原因をなんでもかんでも「ストレスではないか」と言ってしまうカンゾー先生みたいなノリだし、二人目は患者には関わらないという明らかに医師として間違ったポリシーの持ち主だし、次回登場する三人目に至っては無免許医。揃いも揃って自分が患者だったら絶対に看てもらいたくない奴ばかり。まだ2話なので早計かもしれませんが、どうも自分が現段階であまりエグゼイドを楽しめていないのは、単純に登場人物に好きな奴が一人もいないからなのでしょう。仮面ライダーWが探偵のドラマでもあったように、仮面ライダードライブが刑事ドラマでもあったように、医師たちを主人公とするならばエグゼイドも医療ドラマとしてこちらを納得させられるような、絵空事の物語だとしても地に足をつけるべきところはついているドラマを見せてほしいところです。