BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダーエグゼイド 第25話感想

 黎斗の死の衝撃も冷めやらぬまま、その次の週には完成してしまった、仮面ライダークロニクル。今週はついにその内容が明らかになる回でしたが・・・うーむ、これは想像していた以上にえげつのないものですね。ライドプレイヤーの方は一回やられれば即消滅なのに対し、バグスターは何度やられてもより強くなって蘇る。邪魔に現れるライダーは、メタルスライム扱いすることでライドプレイヤーの方から襲うように仕向ける。おまけにプレイヤーはプレイした時点でゲーム病に感染するので、負けて消滅しなかったとしてもいずれはバグスターに体を乗っ取られることになる・・・と、どう転んでもバグスターに有利なようにできている。さすがにパラドが「バグスターが人間を攻略するゲーム」と豪語するだけのことはあります。しかし、言うまでもなくゲームというものはプレイヤーがいてこそ成り立つものであり、このゲームで人類を絶滅させるには当然全人類にこのゲームをプレイしてもらう必要がありますが、そこらへんをパラドたちはどうするつもりなんでしょうか。それに、負ければ本当に死ぬことになるゲームだということがSNSで広まれば手を出す人間は激減するでしょうし、何より衛生省が黙って見ているはずがなく、即時販売停止を幻夢コーポレーションに命じてくるはず。そこらへんを今後、どう答えを提示してくれるんでしょうか。

 それにしても、消滅というかたちとはいえ大勢の人間が怪人(この場合はライダーというより怪人と言った方がいいでしょう)によって殺されるところを朝っぱらから流しているのを見ていると、クウガやアギトや龍騎の頃に戻ったみたいでいいですね。しかも主なスポンサーであるB社はゲームメーカーでもあるというのに、ゲームで人が死ぬ話。この容赦のなさはどんどん続けていってもらいたいです。