BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の仮面ライダーエグゼイド 第34話感想

 前回衝撃の復活を果たした仮面ライダーレーザーターボ。果たしてその正体は・・・というところでは引っ張らず、早々にしてやはりというかなんというかその正体は貴利矢だったということを明らかにしたうえで、永夢との対峙を描いた話。かつてとは別人となったかのように、プレイヤーとバグスターの命の管理者を豪語する正宗に従順に従う貴利矢。正宗にそうプログラムされたのでは、という永夢たちの読みもむなしく、リプログラミング攻撃を受けてもその人格には変化はなし。どうやら洗脳とかで操られているわけではなく、正宗が言うように本心で協力しているのでしょうけれど、そもそもその本心を巧みに偽り、他人を「乗せる」ことに長けているのが九条貴利矢という男ですから、果たして彼の意図がどこにあるのか、全く読めないのは復活してからも変わりはないですね。そして、彼が永夢に耳打ちし、直後に貴利矢に殴りかかるほど彼を激高させた言葉とは、一体何だったのか。「知らないほうがいい」と永夢は語りますが、否が応にも気になります。

 復活した貴利矢と永夢のやり取りが物語の大半を占める回でしたが、自分がやってきたことを棚に上げて共闘を持ちかけてくる身勝手なパラドに対して、人間の命を奪って生まれたからこそ人類の味方として永夢たちとともに戦うという意志を毅然として真っ向からパラドにぶつけたポッピーも印象に残りました。今回はニコもナイスアシストを見せていましたし、ポッピーにも戦闘での見せ場を増やしてほしいのですが・・・。