BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の宇宙戦隊キュウレンジャー 第18回感想

 のっけからマーダッコにラシンバンキュータマを盗まれた!というところから始まった今回のお話。そんな大切なものを簡単に盗まれるなよと思いますが、なにしろキュウレンジャーは司令以下大半のメンバーがそのへんの注意力が抜けてそうな面子ばかりなので、唐突なこの始まり方もさもありなん。それはともかくとして、追跡劇の結果マーダッコもラッキーたちもともにブラックホールに吸い込まれ、たどり着いた先は別の宇宙だった・・・。

 というわけで、来週からの「スペース・スクワッド」公開を記念して、宇宙刑事ギャバンデカレンジャーとのコラボ回。ジャークマターがああもすんなりと全宇宙のほとんどを制圧できたのが今まで不思議で仕方ありませんでしたが、今回の話でキュウレンジャーがいる宇宙は歴代スーパー戦隊メタルヒーロー(おそらくは仮面ライダーも)がいる宇宙とは別の宇宙だということが判明し、ようやくその謎が解けました。まぁ、仮面ライダーウルトラマンの中には次元の壁を超えて世界を行き来できる奴らもいますので、ジャークマターも胡坐をかいてはいられないでしょうけれど。しかしマーダッコにころりと騙されたりドルギランを乗り逃げされたり、撃ってあんなに迂闊な奴でしたっけ? 今回のうっかりぶりが烈に知れたらこっぴどく叱られそうな気がします。シシレッド&デカレッドのレッドコンビ、ギャバン&ヘビツカイシルバーのシルバーコンビ、電子星獣ドルとリュウボイジャーダブルドラゴンメカコンビと、こちらが見たい画をすべて見せてくれただけでなく、ガルの肉親に間違えられるボス(とボスのノリツッコミ)、デカウィングキャノンを撃つリュウテイオーといった思わぬネタまで用意してくれたのには頭が下がります。特に以前「ロジャーは論外」と言ったショウ司令に対するお返しとばかりに「オッキューは論外」とボスに言わせたのには笑いました。実に濃密なコラボ回でした。本当に、エグゼイドとのコラボ回はなんだったのか・・・。

 それにしても、ギャバンに対抗して特に意味もなくリュウボイジャーの頭に乗ったラッキーに「あれ乗る意味あるのか?」と冷静に突っ込んだバンに、10年の歳月を感じました。10年前のバンだったら「俺も乗りてぇ!」とか言って一緒にリュウボイジャーの頭に飛び移っていたでしょうに。まぁ彼も今やファイヤースクワッドの隊長ですから、あの頃より落ち着きを手に入れているのは当然ではあるんですが。