BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の宇宙戦隊キュウレンジャー 第44回感想

 ペガさんが序盤の登場以来超久々の登場。小太郎とはお互いに初対面というのは、言われてみればという感じでしたね。そこから総集編にいくかと思いきや、過去の回想は駆け足で済ませ、からす座系惑星の連続爆発の謎を追う流れに。さすがに宇宙を消滅させようとするドン・アルマゲの真の目的を目の当たりにしてまでついていく奴は多くはないようで、既にジャークマターの瓦解は始まっている模様。ドン・アルマゲ本人にとってはあくまで次なるステップに進むための踏み台にしか過ぎないのでしょうけれど悪の組織、それも全宇宙のほぼ支配下に置いていたほどの巨大組織が、ヒーローではなく当の組織の支配者の行動によって崩壊へ向かうというのも珍しい話です。

 果たして惑星爆発の原因は、アントン博士が行っていたプラネジューム爆弾の実験によるもの。前から思っていたのですが、アントン博士は天才科学者のくせにどうして自分のボディを作らず、ガラスケースに入った電子頭脳をプロトチャンプに持ち運びさせているんでしょうね。もしかすると、なまじ天才であるために自分にふさわしいボディを作るのに凝りすぎて、いつまで経っても完成しないのかもしれませんが。

 アントン博士ご自慢のボスワームを撃破したキュウレンジャーの前に現れたドン・アルマゲ。彼が明らかにしたその正体は、クエルボだった・・・というのは前回ほとんどばらしていたので全く驚きはなかったのですが。ドン・アルマゲの最終目的は、地球に眠る大量のプラネジュームを使った宇宙の消滅らしいですが、あれだけ吸い取っておいてまだそんなにプラネジュームが残っているんですかね。何はともあれ、宇宙を駆け巡ってきたキュウレンジャーの戦いも、やはり終着点は地球ということになりそうです。