BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

BLACK LAGOON 第10集

 何年ぶりだ?と心の中に浮かんだ疑問に即答できないほど久しぶりの、そして待ちに待った新刊。1年ぐらい待つのはヘルシングとかドリフターズで慣れてますけど、本当に長かったなぁ。限定版も書店に並んでいましたけど、今回は通常版を購入。なんだよ、お風呂ポスターって(笑)。そういうあざといのとは完全に対極にいるおっかない女しか出てこないじゃないかこのマンガ。

 もはやここまでどんな話だったか忘れている人がいてもしょうがないくらい間が空いてしまいましたが、ちょうどこの巻から新しいエピソードが始まるので一安心。前巻までの殺人メイド地獄変で、大博打を打った末にうまく立ち回ることに成功したものの、ちょっと遊びが過ぎたために手痛いしっぺ返しを喰らったロック。さすがに自らの在りようについて思いを巡らせずにはいられない彼を待ち受けていたのは、かつての彼と同じように依って立つもの全てに裏切られてまっさらになった女との出会い。自分の原点に立ち返るように彼女に肩入れをすることになるロックというのは、連載再開後の最初のエピソードとしてふさわしいですね。洋画や海外ドラマのような軽妙洒脱なセリフ回しももちろん健在。私もこのぐらいのセリフ回しができるようになるといいんですけどねぇ・・・。

 そして、毎回楽しみにしているあとがきゆかいマンガもまた、間が空きすぎて話忘れちゃってるんじゃない?という自虐も入ったヤケクソ気味のものに。いつになるかはわかりませんが、アニメ第4期でこのダッチやロリライカを磯部さんや小山さんがどう演じるかが今から楽しみです。「もう11集は、すべてその設定でいく」とヤケクソになって宣言してしまったロック。とりあえず、メイドと坊ちゃんについてはその設定で行くことには大いに賛成です(オイ)。