BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

牙狼 -炎の刻印- 第13話感想

 新章突入に伴い、OPも新曲に。ジャズ調というか、JAM Projectの曲としてはちょっと異質。

 全てを失い崖から身を投げて自殺を図るも、死にきれず河原に打ち上げられていたところを貧しい農家の娘、ララに助けられたレオン。貧しいながらもつましく強く生きるララとその家族の世話になりながら、徐々にではあるけれどレオンが立ち上がり始める様を派手さはなくとも丁寧に描いた回。生まれてからずっとヘルマンとともにホラー狩りに明け暮れる生活を送ってきたレオンにとっては、守るべき対象である普通の人間の生活は、目には見えていないけれど実体験を伴うものではなかった。鋼牙や雷牙にそれを教えてくれたゴンザやカオルにあたる存在がレオンには今までいなかったわけですが、ララと彼女の家族との出会いは、レオンにどんな変化をもたらすのか。

 一方、国に平和を取り戻し、王に代わって復興の陣頭指揮を執るアルフォンソ。しかし、城にはそれまでと変わりなく王の侍女として仕えるオクタビアの姿が・・・。王が毒を盛られていたことはアルフォンソだって知っているでしょうけれど、指示したのはメンドーサとして実行犯は・・・と考えれば王の世話をしている侍女と行き着くのは簡単な推理のはずなのに、なんとも迂闊です。どうもお坊ちゃん育ちが身にしみすぎる。