BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり 第12話感想

 念願叶い、自らの使命である炎龍退治の依頼を自衛隊に行うことができたヤオ。しかし、彼女に告げられた答えは、帝国の外、エルベ藩王国にある彼女の集落への戦力の派遣は宣戦布告と受け取られかねないため協力はできないという、彼女にとってはあまりにも過酷なものだった・・・と、枝葉を落としてしまえばそれだけで説明の済む話でしたね。レレイの科学魔法とか、後々につながっていく要素もありましたけど。

 タイトルにもなっている通りみんなから口々に「伊丹なら」と困ったときの頼みにされている伊丹。スラムダンクの仙道のようなその頼られぶりに、原作を読んでいるはずなのに笑ってしまいました。まぁ銀座事件、炎龍撃退戦、イタリカ攻防戦、国会参考人招致といずれも困難な状況にぶつかりながら、自衛官として多少の問題はあれどその枠組みにとらわれない柔軟な発想で切り抜けて、ケチのつけようのない成果をもたらしてきたわけですから、当然といえば当然の評価でしょうか。その頼られる男・伊丹がどう行動するのか続きが気になるところですが、残念ながらここで一旦ブレイクタイム。続きは来年1月からとなります。遠いなぁ・・・と一瞬思いましたが、たった3ヶ月先の話ですし、そのあいだにスターウォーズの新作が公開されたりモンハンXが発売されたりと楽しみなイベントは尽きないので、それほどつらくはなさそうです。炎龍編を2話だけやって続きは1月から、というのは、いっそキリよく1月から炎龍編を始めて2話分の尺を第一部の密度を濃くするのに使うわけにはいかなかったのか、と思わないでもありませんが、これまでのところは大きな不満はさしてなく、むしろあれだけの情報量のある原作をうまく消化していると思いますので、このまま第二部も期待したいところです。むろん第二部までとは言わず、原作五巻のラストまでアニメ化してほしいのですが。