BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の動物戦隊ジュウオウジャー 第4話感想

 デスガリアンのもう一人のチームリーダー、クバルがついにゲームを開始。その内容は、仲の良い間柄の二人を戦わせるという悪辣なもの。アムをかばったセラとレオもまた、そのゲームを強いられることに・・・。

 ついに動き出したクバル配下のプレイヤー。じっくりと戦略を練るタイプと自らを評していただけあり、単純に破壊を繰り広げるだけのアザルドとは異なり、仲の良い2人を戦わせ、負けた者は宇宙に放り出し、勝った者もその罪悪感を抱え続けることになるという、いきなりえげつない作戦に打って出てきましたね。歴代スーパー戦隊シリーズの悪役の中でも、デスガリアンは凶悪さに関してはかなり上位に食い込みます。

 そしてアミガルドの罠にかかり、本気の対決を強いられることになったセラとレオ。この二人が過去の武術大会で抱えることになった因縁が話のメインとなりましたね。「女をぶちのめすぐらいなら嫌われた方がマシ」「力で女を負かすのはカッコ悪い」という美学を持つレオと、それを理由に武術大会で手加減されたことに怒りを感じている負けず嫌いで姉御肌のセラ。戦隊メンバー内でのライバル関係は珍しくないですけれど、レッドに対し他の誰かがライバル心を抱いているのが普通で、イエローにライバル心を燃やすブルーというのは珍しい。結局今回の対決でも最後は手を抜くつもりだったレオに、いつか本気を出させてやると誓うセラ。二人の性格がこのままならどこまで行っても平行線をたどりそうですが、決着がつくときは来るのでしょうか。