BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

牙狼 魔戒烈伝 第7話感想

 魔城ラダンを巡る戦いが終わり、兄の勧めもあって魔戒法師をやめ、高校に転入し普通の高校生としての暮らしを始めたハルナ。学生生活を謳歌していた彼女だったが、ある日登校した彼女の前に新任教師として現れたのは、かつてともに戦ったダイゴだった。

 今回の主役は「GOLD STORM -翔-」に登場したハルナと、獣身騎士ギガこと秋月ダイゴ。「闇を照らす者」や「魔戒ノ花」で高校生が絡む話はありましたが、本来魔戒騎士や法師は一般の人たちとは一線を隔てた世界で生きており、学校というのは本来最も縁遠い場所であるはず。そんな場所で元魔戒法師であったハルナが普通の女の子として学生生活を送るというのは、これまでにない新鮮な映像でしたね。そんなハルナの通う学校に潜り込んだホラーを追って、新任教師としてやってきたダイゴ。もともと見た目が体育会系なうえ、魔戒騎士としても騎士を目指す子供たちを指導する導師という立場にあるので、絵に描いたような体育教師の姿が実に似合いますね。学校に入ろうとしたら警備員に邪魔をされたからというのが理由でしたが、他にもっと簡単な方法はいくらでもあるはずなのに律儀にああいう手段をとるのが律儀な性格の彼らしい。ハルナたちに襲いかかろうとしたホラーにホイッスルを吹いて注意したところとか、彼は彼で教師生活を楽しんでいたのかもしれませんが。結局最後は守りたい人を守ることが自分のやるべきことと確信し、再び魔戒法師に戻ることになったハルナ。普通の女の子とは違っても、それが彼女の青春なんですね。