BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

今週の動物戦隊ジュウオウジャー 第28話感想

 秘密戦隊ゴレンジャーの放送開始から、次回の放送で通算2000回目を迎えるスーパー戦隊シリーズ。それを記念して、40番目のスーパー戦隊が戦いを続ける地球に、かつて地球を救った35番目のスーパー戦隊が帰ってきた!

 というわけで、「ジュウオウジャーVSゴーカイジャー」と呼んでもよいスペシャルな前後編の始まり。いやぁ、再び6人の海賊たちが一人も欠けることなく勢ぞろいするところを見られるとは、改めてスーパー戦隊のファンを続けていてよかったです。マーベラスの登場シーンが、彼の好物のカレーをただ食いしようとしたバングレイをとがめるところというのが芸が細かいです。

 ただゴーカイジャーが登場するというだけでなく、ジュウオウジャーにとってもいろいろと重要な回でしたね。特にケタスによって語られるジューランドの歴史は重要でしたが、色々と謎もあります。ジューマンたちを襲撃した敵は何者だったのか。石化して宇宙に打ち上げられたように見えたけど、本当に死んだのか。タスクも指摘した通り、なぜこの歴史がジューマンたちには伝わっていなかったのか。そして、ジューマンたちにすら忘れられていた大王者の資格やキューブホエールの存在を、なぜ宇宙人であるマーベラスやバングレイが知ることができたのか。いろいろ気になりますが、キューブホエールの手がかりを探すのに手当たり次第に地球人の記憶を読んでいたバングレイには呆れました。幸運な偶然に助けられなかったら、何年かかるつもりだったのか。

 ジュウオウジャーとバングレイの大王者の資格争奪戦に割って入り、それを奪っていくマーベラス。かつて地球を守ったスーパー戦隊とはいえ、海賊としての姿勢には全くブレがないのが彼らしいですね。そしてセラ達の前には足止めのためジョー達4人が登場。名物である武器の交換に始まり、ジョーの二刀流、ルカのワイヤーサーベル乱舞、アイムの二挺拳銃、そしてわたわたしながらその辺にあるものを利用して敵を翻弄するハカセと、おなじみの特徴的な戦術を再び拝むことができました。ゴーカイチェンジでは彼らの後輩であるゴーバスターズ以降の戦隊の姿も披露。地球を去る時に本来の持ち主に返したレンジャーキーは、鎧が再び各戦隊とのところを回って貸してもらっていた模様。後輩であるはずのトッキュウジャーにまで土下座をして頼み込む鎧の姿が笑えました。