BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ9

 マッドレックスとの戦いで重傷を負い、意識を失ったままの大也。先に明かされたブンブンジャー結成の真の理由を大也が明かしていなかったこともあってチーム内の雰囲気も最悪で、そんな彼らに調はISAからのブンブンジャー解散という通告を告げる。そんなとき、ブンブンが彼と大也との出会いについて語り始めた…。

 

 かつてBBGのレーサーだったが、事故で走れなくなり、自棄になって宇宙をさまよった末に地球に落下したブンブン。身も心もボロボロだった彼を助け、彼の夢を引き継ぎ、ブンブンをメカニックとしてもう一度BBGの舞台に立たせると約束してくれたのが大也だった。ブンブンジャー結成の真の経緯を知った4人は、改めて大也に「自分のハンドルは自分で握る」という意志を明らかにして、再び5人でマッドレックスに立ち向かう。中盤であってもおかしくないこんなイベントを9話でやってしまうとは、やっぱり飛ばしてますねこの番組。マッドレックスもこの5人を向こうに回して一歩も退かずに戦い、ブンブンジャーロボの新形態との死闘の末に、自分を倒した敵への彼なりの賞賛と今後へのエールを込めた言葉を残して爆散するという、わずか数話の登場ながらも敵幹部としての格を落とさない見事な最期でした。しかし大也、最後の感謝の言葉はもっとはっきり口に出せ、そういうとこだぞお前…。