BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ4

 「謎のタイヤ人間」として巷でもすっかり有名になったブンブンジャー。ある日未来はトラックに撥ねられそうになった子供を変身して助けるが、その直後に錠に手錠をかけられ逮捕されてしまう。連行された先のISA(国際宇宙対策機構)では調査官の調がブンブンジャーについて根掘り葉掘り尋ねようとするが…。

 

 日夜ヒーローと怪人が街中で戦いを繰り広げるどころか、巨大ロボと巨大化した怪人の戦いまで行われる。数あるヒーローの中でもそんな秘密もへったくれもない派手な活動を行っているのがスーパー戦隊というヒーローなのですが、彼らに対する一般市民や公的機関の反応や対応についてはぼんやりとしか描かれないのが普通。しかしなんとブンブンジャーでは4話にして戦隊の存在が一般社会に知れ渡っているし、公的機関もその正体についてつかもうと動いているという、この作品のノリとは正反対にちゃんとした描写がされることに。しかもブンブンジャーだけでなくハシリヤンまでTVカメラの前で思いっきり存在をアピールするし、敵も味方も秘密に活動する気ゼロですね…。まぁおかげで、怪人に苦しめられる市民の助けを求める声に応えて颯爽と現れるヒーローという、王道すぎてかえって今では見られなくなった熱いシーンを見ることができましたが。ブンブンジャーが苦魔獣と戦い、そのあいだに錠が市民を避難させるという連携で事なきを得、錠を連絡役とすることでブンブンジャーとISAは協力関係を結ぶことになりましたが…。