BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーガッチャード 第28話感想

 グリオンを倒し、錬金アカデミーを取り戻した宝太郎たち。一方蓮華は休日を利用して幼い頃に育った祖母の住む村へと帰省するが、そこで「妖怪」に遭遇。蓮華からの連絡を受けて宝太郎とりんねも村へとやってくるが、そこに怪しい退魔師(と加治木)まで現れ…。

 

 壮絶を極めたグリオンとの戦いも終わり、ちょっと息抜き…というわけではないですが、いい意味で気の抜けた話ですね。というか、田舎の村に胡散臭い退魔師が現れるとくればもう完全にTRICKのド定番のパターン。そしてその胡散臭い退魔師ことスターシャイン星野を演じるのは、ウルトラシリーズファンにはもはやおなじみどころではない青柳尊哉氏。しかも監督がおそらくこの国の監督で最も彼の演技を引き出せるであろう田口監督とくれば、これはもう鉄板ですね。その期待通りに、ジャグジャグさんで培った胡散臭い男役としてのポテンシャルを遺憾なく発揮してくれました。あんなに胡散臭いのに、ケミーが近づいてもマルガムにならないということは悪意がないというのがまた笑えるんですが。

 

 村に現れた妖怪の正体は案の定ケミー。グリオンがいなくなった途端にまたわかりやすい悪人(地上げ屋)が現れてマルガムにされる流れに戻りましたね。村を廃村にして産業廃棄物の最終処理場にしようという計画が判明したものの、とりあえずケミー騒ぎは片付いた…と思った矢先に、また悲鳴が…。