BLACK DODO DOWN

HN:影月。「怪」のつくものを好み、特撮・ゲームを中心に、よしなしごとをそこはかとなく書き付くる。

仮面ライダーガッチャード 第21話感想

 グリオンによって内なる黒い炎を目覚めさせられ、マルガムとなってしまったスパナ。彼を救うため宝太郎たちは鏡花に協力してドライバーを完成させるが、そこへエンジェルマルガムと冥黒の三姉妹が現れ、さらにスパナの前にはミナトが立ちふさがる…。

 

 スパナ、ついにライダーとして覚醒す。まぁそれ自体は予想通りでしたが、そこに至るまでの敵側の動きの方が意外でむしろ面白かったですね。グリオンに対して反感を抱いている描写はあったラケシスですが、こんなに早くアトロポスとクロトーに謀反を促すとは思いませんでした。そして薄々、「あれ? もしかして洗脳されてないんじゃないか?」という疑惑を感じていたミナト先生ですが、今回でもう確定ですね。鏡花を殺したと嘘をつき、ドレッドに変身して容赦なくスパナを攻撃しながら「このままだと醜いバケモノに成り果てるだけだ」と厳しいながらもそこからの奮起を促す意図がうかがえる言葉。これはもう間違いなく、洗脳されたように見せかけてこれまではできなかったスパルタ教育を教え子たちに施してるじゃないですか。おそらくはグリオンに対抗するにはこうでもして宝太郎たちの成長を促さなければならないという判断からこうしているのでしょうが、果たしてグリオンの目は欺けているのかどうか…。